内容説明
好きなサケの肴はウニ・ホヤ・ナマコ。ある日シーナは自分の名前シイナマコトのなかにナマコがいるのを発見する。いやます親近感。海の底にころがって、何考えてんだかわからないナマコもときには月見て吠える。週刊文春連載コラム「赤マントシリーズ」と並行して始まったサンデー毎日の「ナマコシリーズ」は、上目づかいの遠吠えエッセイ。
目次
1 世界をつまらなくした一〇の発明(ただのナマコと思うなよ。;羊さんになろうとしたナマコ;両手両足でこぐ自転車の発明;記念品的夏負け話;リスカしたら手首が落ちて;中国のあなどれない公開便所;世界をつまらなくした一〇の発明;問題の多いベジタリアン)
2 隣人の口の中に放尿してはいけない(砂漠の小便の飛距離問題;固形燃料湯豆腐に明日はない;墓場と役場の時代;あつあつカリカリのコブラサンド;日帰り誘拐;隣人の口に放尿してはいけない;食ったラーメン五万杯;空港とインド人が嫌いな別々の理由)
3 心より新年をお詫びいたします(ドイツの夜霧よ今夜もありがとう;長靴を履いたじいちゃん;7面鳥とツァンパダンゴ―正月三都物語;心より新年をお詫びいたします;週刊誌の表紙女はなぜつまらないか;焚き火キャンプのお料理教室;随筆、富士山;喫煙者脅迫時代)
4 ギョーザライス関脇陥落?(日本の幼稚な若い男たちよ;うちわばなし;ギョーザライス関脇陥落?;寿司屋の親父は無口がいい;小太り人間のいる世界;風邪と辞書;絶叫本のご案内;猫に棺桶)
5 風景の賞味期限(役人を琵琶湖に投げろ;陽春よもやまクルマ話;○月○日;辛党とはいうけれど;ボウフラニッポン;いらっしゃいませこんばんわぁ;沖縄ラジオ日記;風景の賞味期限)
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年6月東京都生まれ。東京写真大学中退。「本の雑誌」編集長。世界の辺境地区への旅をライフワークにしている。1979年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。88年『犬の系譜』で第10回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第11回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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