内容説明
中堅事務器会社の新人OL洋子は入社してすぐ、先輩の村上に一目ぼれ。独身でハンサムな彼と付き合うことになる。しかし、村上には秘密があった。彼は次々とやめていく女子社員をつなぎとめておくためのオトリだったのだ。逢うたびに彼にのめりこむ彼女は、ある日、その秘密に気づいてしまう。密かに復讐を決意する彼女は…。表題作含め珠玉の4編を収録した傑作サスペンス・ミステリー短編集。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
25
4つの作品収録の短編集。表題『復讐はワイングラスに浮かぶ』の復讐はこういうタイプの男性にはきくだろうな。『別れ話にはコーヒーが似合う』赤川作品では珍しい文章、新鮮で面白かった。2016/03/10
もっか
2
メモ。『静かなる会議』いわゆる産業スパイをテーマにしたもの。全然関係のなかった主人公が巻き込まれていくのが面白かった。表題作もその他の作品も良かった。もう一度読み返したい。2019/04/07
ペケコ
2
★☆☆☆☆ ::: 本格的なミステリではないし、サスペンスとしても中途半端。タイトルのインパクトが良いだけに損している。恐ろしい血みどろの復讐劇みたいなのを想像してましたが、結構、甘いです。2008/09/04
ma-no
2
谷川史子ファンなので表紙買い。2008/08/25
Bond
1
久しぶりの赤川次郎だ。これこれっ!(^^)2022/04/20