内容説明
平均寿命78歳の時代、サラリーマンにとって定年後の人生は長い。30代が仕事における旬の季節ならば、50代は残りの人生について考え、行動を起こす旬の季節である。これまでの知識や経験にしばられず、自分の生き方すべてをリセットして、新しい人生を切り拓くことが必要だ―グローバルに活躍する著者が、第二の人生を充実させる心構えを伝授する。
目次
第1章 拡がる世代間格差(時代をつくった大経営者はみな20代に創業している;30代は成功に向けて全力で取り組む時期だ;人は社会に出て10年で学ぶべきことは学ぶ ほか)
第2章 日本の平均年齢50歳の時代(スタープレーヤーでなく野に咲く花として生きる;別会社では自分の役割を見極め徹しきる;転職で自分の格を上げる方法はあるのだろうか ほか)
第3章 第2の人生に備える(自分の人生のバランスシートをつくってみる;億万長者はかならずしも幸せではない;やりたいことは先に延ばすな、今すぐ始めるべきだ ほか)
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。日立製作所を経て、72年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インクに入社。94年に退社後は、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あすなろ
56
まだ早いのですが大前氏の本だし為になりそうで読了。04年と古い本だがあまり社会に変化なさそうなところは流石。成仏という言葉がよく出てくる。早くサラリーマン人生を成仏し、第二の人生を歩めと。その中で、二段階下の会社や地方への会社への転職。また、短大や大学での講師。この辺りはやはりなぁと思った。そして全く変わってないのかも。その他はまだ僕は成仏出来ない年齢なので参考程度に笑。ただ、10は成仏する為にやりたいことを作りなさい。そのうちの半分はインドアにして音楽を1つ入れることにはナルホドと思う。 2019/08/25
mura_ユル活動
47
自分は4ヶ月前にリセットした。40歳代。2008年の発行なので、目新しいことは少ないけれど、デジタル化や流行る業態などビジネス環境は変わってきている、と。定年後にやりたいことを取って置いてはいけない。2014/03/29
ほじゅどー
23
★★★★50代サラリーマンは同年齢のスポーツ選手や音楽家に比べていかに恵まれているか。会社に感謝。しかし50歳を過ぎたらポンコツ車で高速道路を長距離運転しているようなもの。絶対に無理はしないこと。徹夜は論外。スケジュールがタイトな仕事は断る。風邪気味なら仕事はキャンセルし、さっさと寝る。遊びのスケジュールは最優先。残りの人生であと何回楽しめるか?とカウントダウンすることで、限りある人生を楽しむことに気づく。定年後の人生を春夏秋冬、朝昼晩、雨の日も晴れた日も充実させるためにやりたいことを10以上見つける。2017/03/07
ヨータン
19
大前さん、パワフル過ぎるー!70過ぎて、バイク乗り回したり、スキー、スキューバー、ゴルフ。それに楽団にも入っていて、クラリネットもやっているし。それくらいの年になっても元気でいるには今やりたいことをはじめないと!とあらためて思いました。2017/06/09
ほじゅどー
14
★★★★定年を待たずにやりたいことは先に延ばすな、今すぐ始めるべきだ。会社にいるのはあと何年か知らないが、定年後は15〜30年続く。これからの人生は会社から離れた時間の方が長いのだ。しかし老後が絵に描いた餅で終わっている知り合いの経営者が多い。中には引退した途端に施設に入る人もいる。2021/02/28