内容説明
結婚をして家庭をもち、夫のために食事を作る、そんな平凡な生き方が、自分の求める幸せの形だと早映は思っていた。恋人・卓之の叔母の結婚パーティで、麻紗子と再会するまでは…。麻紗子の奔放で自由な生き方に、反感を覚えながらも、自分の中に同じ欲望があることに気づく早映。卓之、彼の叔母・優子、優子の夫…。それぞれが幸せを求めて、模索していく様を描く長編恋愛小説。
著者等紹介
唯川恵[ユイカワケイ]
1955年金沢市生まれ。金沢短期大学情報処理学科卒業。銀行勤務を経て84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞受賞。以後、恋愛小説やエッセイを発表し、2002年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
亜希
42
重かったり濃厚過ぎる作品を続けて読んでいると、このいい意味での軽さが欲しくなる。流れもオチも前半で読めてしまうけれど、サラサラと読みやすいので退屈せずに最後まで一気に読めました。自分なら結婚取りやめると思うけど。優子のことは最初から嫌いだったな、主人公の早映のことも。その行動を否定する気はないけれど、いかんせん流されすぎ。早映と麻紗子の本音むぎだしの口論が、短いけれどなんだかんだ一番面白かったかも。2016/11/10
mazda
38
読み始めはそうでもなかったけど、読み進めていくうちにはまってしまった。面白かった。優子の存在がかなり怪しいな、とは思ったけど、なるほどそういうことだったのか…。確かに愛には少し足りない感じだが、これも幸せの1つの形なのだろうか…?2014/02/10
James Hayashi
29
恋愛や官能小説で終わらず、ドラマを作ってる。意外な展開に読み応えを感じた。2019/07/08
アコ
21
平凡さを自覚し安定した人生を送りたいと考える結婚間近のOL早映。元隣人で自由奔放に生きるダンサー麻紗子と再会したことによって、本当はいまの自分と正反対の生活をしたいとどこかで感じていることに気付く。でもそれはそれ、と思うも麻紗子の急死が早映の人生を大きく変える。というかんじなのだけど、一気にあれこれ変化を決断しすぎでしょ。それだけでも十分驚くのに、登場当初から引っかかっていた婚約者の叔母・優子がまさかここまで大きく絡んでくるとは。まさに唯川ワールド。こういうドラマありそうだなー!と思いながらサクサク読了。2016/08/27
花
17
光と闇を持つ女性が主人公。全てを自由に選んでいけると知った彼女は、自分の欲望のまま性や欲望を掴んでいった。でも本当にそれがしたかったのだろうか?本当はそうではなかったのではないか?自由に選ぶことは自分にも責任がある。だからもっと自分に正直に自分も愛して選んでいく方が大切だ。結婚、愛、性、全て自分の自由に選べるかもしれない。でも選んだ責任はある。嘘で固めれば必ず自分に返ってくる。本当の自分に嘘をついているのだから。大切なことは、自分自身も愛した上で自由に選択することだと思う。考えさせられる恋愛小説だった。 2020/02/08
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