内容説明
21世紀を前にして、人生最大の危機に陥ったももこさん。「ママは本当はさくらももこなんじゃないの?」と息子が疑いを抱き始めたのだ…。「深まる息子の疑惑」はじめ、父ヒロシを連れての社員旅行など、抱腹エピソードが満載。「おめでとう新福さん」で前代未聞のパーティーの主役となった、元担当編集者からの渾身の質問をお楽しみ巻末付録に。人気爆笑エッセイがますますパワーアップして登場。
目次
お兄ちゃんのスカウト
おめでとう新福さん
ヒロシの調子
浄水器のフィルター
深まる息子の疑惑
母の心配
くいしんぼう同盟の結成
台湾台風ふたたび
健康の研究
寝相の研究
馬場さんのうちにいく
ズル休みをしたがる息子
町内の祭り
その後の近況
新福さんをたたえるパーティの脚本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
125
さくらさんが離婚されていたことにまずびっくりです。でも息子との生活は楽しそうで何よりです。息子にさくらももこだとバレそうになっているときの話が面白かったです。2015/12/13
esop
72
ヒロシは私が生まれる前からあの調子だったのだ/今も昔も、彼はどうでもいい者として家族の中に君臨している/たとえ無駄な試みがあろうと、ボケッとした人生を歩むより生き生きとした人生を歩めるだろうと思うからだ2024/06/24
優希
70
面白かったです。日常をおけるちょっとしたことを色々つづっていますが、クスリと笑えました。最初にしていたちょっと深刻な報告も忘れそうでしたし。元気をもらえました。まだまだ活躍して欲しかったです。2020/08/30
あっか
70
新福さんのくだりが全体的に笑えましたー!(≧∇≦)その後の近況は特に声に出して笑いました。新福さんを讃えるパーティーの内容が想像以上にくだらなすぎて…笑 エッセイを読んでいると、さくらさんは本当に楽しいと思うことに全力で取り組んで来たんだなあとじんわりする。最初と最後の方に、もしわたしが死んだら…や(←内容的にはやっぱり笑えるのですが)死生観の話が出てきてちょっとドキッとしました。でも、色々なエッセイを読む限り彼女が思う通りの人生を生きられたんじゃないかなあ。今後もたくさん再読して元気をもらいます!2018/12/09
汐
67
図書室本。程よくくだらないエッセイ。くだらなさに思わずすくっと笑ってしまう。ちびまる子ちゃんは幼い頃頃から親しみがあり今でも好きなアニメですが、本は読んだことないなと思い、手に取りました。恐らく、普通の一般家庭でも、起こりうるくだらなさなのだろうとは思うけれど、それを取り上げて書くのがとても上手い。面白いな、緩いな〜と思える。本のタイトルの裏話や、母親をさくらももこなのではないかと疑う息子さんのお話が面白かったです。他のエッセイも読んでみたいです。2016/07/12