出版社内容情報
幕閣の勢力争いに巻き込まれた眠狂四郎。次々と現れる刺客を、少林寺拳法の使い手・陳孫の助けを借りながら躱_かわ_していく。そしてひとりの女を匿_かくま_うことになるが……。昭和エンタメの極致。(解説・藤沢周)
内容説明
加賀の豪商・銭屋五兵衛の陰謀を阻止すべく、北陸路へと踏み入る狂四郎。入国を阻止せんと加賀の剣士が挑みかかる。若き千葉周作との邂逅を経て、忍法五派との技競べと、戦いは続く。やがて争いは狂四郎、五兵衛、謎の忍者「影」の三つ巴の様相を呈する。能登沖に沈む佐渡船の砂金を得るのは!?長い旅に終止符を打つべく、地摺り下段の無想正宗が音もなく弧を描く―。圧巻の展開、色褪せぬ傑作。
著者等紹介
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917年岡山県生まれ。本姓斎藤。慶應義塾大学文学部卒業。在学中『三田文学』に処女作「十円紙幣」を発表。戦後、編集者生活を経て、51年『イエスの裔』で第26回直木賞受賞。78年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
52
巨大な野望を打ち砕くべく立ち上がる狂四郎が格好良いです。繰り広げられらる死闘にはもう釘付けでした。何より印象に残るのが狂四郎の微笑みです。普段から笑うようなことがない分刺さるのかもしれないですね。円月殺法が美しく、狂四郎に惚れずにはいられません。2022/12/25
k
1
面白かった。 他のも読んでみよう。2019/09/12
mordidaman
1
殺法帖読了しました。 面白いです。何年前に読んだか判らないくらいの間を置いての再読でしたが堪能しました。初読の印象が強かったのか、色々な場面で記憶が甦りました。 下巻での五流の忍者どの対決も楽しめました。 引き続きシリーズ読破に向かいます。2019/08/12