内容説明
「社長室の壁を取っ払ってください!」新社長の一言が風を起こす。50人足らずの社員たちが有機的に動き出し、彼らの熱が外部からの応援者も呼び寄せた。経営危機からのV字回復。飛行機を一機しか持たない、日本最小の航空会社が奇跡的に復興した、現代のおとぎ話。その秘密に迫るべく、社員一人ひとりに寄り添って取材したドキュメント。熊本地震や世界遺産登録を経ての天草の現状も追加取材。
目次
序章 新たなるイルカの翼
第1章 離陸3年目で経営の危機―2000~2009年 常態化した赤字経営
第2章 新社長、天草エアラインを変える―2009年~ 「社長室はいりません。いますぐ壁を壊してください」
第3章 たった1機の飛行機が人々をつないでいく―2009年~ パイロットやCA、営業…社員たちに起きた意識の変化
第4章 社外からも強力なサポーターが―2010年~ 小山薫堂とパラダイス山元の登場
第5章 「旅の目的は天草エアラインに乗ること!」―2013年~ 単なる移動手段ではない“観光エアライン”という新しい形
第6章 次世代へ天草エアラインをつなぐために…―2014年 「社長は引き際のタイミングも重要だと思っている」
第7章 奥島が天草エアラインに残したもの―2014~2016年 ついに新型機ATRが天草の空に
終章 今日もイルカは天草の空を飛ぶ
追章 それからの天草エアライン
著者等紹介
鳥海高太朗[トリウミコウタロウ]
1978年千葉県生まれ。成城大学経済学部経営学科卒業、城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科修了。食品会社勤務、城西国際大学観光学部助手を経て、2013年より帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師。航空会社のマーケティング戦略を主研究に、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究を行う。飛行機ニュースサイト「ひこ旅」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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