出版社内容情報
竹田津 実[タケダツ ミノル]
著・文・その他
内容説明
九州で生まれ北海道の家畜診療所の獣医師となった著者。赴任した60年代、北が自然の情報発信地として注目され始め、研究者や学生の集まる場が必要となる。オホーツク海近くに家を借り“倉庫”と名づけた。倉庫には、キツネ、モモンガなど野生動物から、ユニークな人間たちも来て…。人間と同じように対等に動物とも付き合うを信条とし、旺盛な好奇心とやさしさで大自然を見つめた写真&エッセイ。
目次
プロローグ 北に倉庫が誕生する
ホンカンのモモンガ
誘拐犯?の澄んだ眼
ションベンで乾杯した男たち
キツネは夢を追わない
映画は日本で一番小さい財団をつくった
キツネに化かされない人がいる
キツネの神様のタヌキの子
ノネコの住む牧場
写真家にならなかった男がいる
私をキツネ憑きにした男
モズ屋の巌さんの話
入院したがる野生がいる
オホーツク寺子屋風夏期学校報告
あこがれの縄文人がいた
第四倉庫の住人たち
写真家もやったお百姓さんの話
悪化する疾病、アフリカ病
バクテリア調教師の弟子、奮闘する
エピローグ やっぱりキツネに明け暮れの人生でした
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年、大分県生まれ。岐阜大学農学部獣医学科卒業。北海道斜里郡小清水町の家畜診療所の獣医師となる。66年、キタキツネの生態調査を開始。78年、映画「キタキツネ物語」の企画・動物監督を務める。91年診療所を退職し、執筆家と写真家として活躍。98年『家族になったスズメのチュン』で産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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