集英社文庫<br> 悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記 (新版)

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集英社文庫
悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087458015
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0195

出版社内容情報



木村 元彦[キムラ ユキヒコ]
著・文・その他

内容説明

クロアチアの準優勝が世界を驚かせた2018年サッカーW杯ロシア大会。スイス対セルビア戦でコソボ移民の二人が見せた「鷲のポーズ」。さかのぼること20年、1999年のNATOによるユーゴ空爆にその端緒を探ることができる。当時、著者が身の危険を顧みず「世界の悪者」とされた旧ユーゴ紛争地を歩き、直に触れたすべてを綴った貴重な記録。執筆当時から現在までの空白を繋ぐ追章を加えた新版。

目次

プロローグ プラーヴィの栄光と憂鬱
第1章 悪者見参
第2章 バルカン点描、ロプタのある風景
第3章 矜持
エピローグ 2つのエピローグ
追章1 ミ・ニスモ・ツルビ
追章2 2018年W杯の光景

著者等紹介

木村元彦[キムラユキヒコ]
1962年生まれ。2006年『オシムの言葉』でミズノスポーツライター賞最優秀賞。同書は第52回青少年読書感想文コンクールの課題図書にもなった。著書に『争うは本意ならねど』(2012年サッカー本大賞)『徳は孤ならず』(2017年広島本大賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

45
図書館本。ヨーロッパの火薬庫と称されるバルカン半島に在るユーゴスラビア。彼の国のサッカーは観るものを魅せてやまないものだった。しかし、そこにはコソボ紛争における悲劇と裏表の関係があった。ユーゴスラビアの代表的な選手ドラガン・ストイコビッチへの取材と現地との取材を通して、世界の「悪者」にされてしまった国のサッカー界の悲劇を追う。読んでいて、自分の無知を情けなく思うことしばしば。旧版には無いインタビューが載っているのが良い。読んで良かった。★★★★☆2019/01/14

だいだい(橙)

11
平和ボケの日本人サッカーファンは必読の本。1990年代のコソボ紛争を描いたものだが、政治とサッカー、移民問題などを難しい話抜きに教えてくれる。NATOと米国に一方的に悪者扱いされ空爆を受けたセルビア人。家族や故郷が危険にさらされる中で必死にプレーしても、旧ユーゴ代表チームは様々な制約を受ける。「悪者は作られるのだ」という著者の言葉が胸に響く。最新版の文庫には、先のロシアワールドカップで準優勝したクロアチアについての取材記事が追加されている。クロアチアとセルビアの因縁は日韓の関係を思わせる。2019/01/01

Iwata Kentaro

8
こちらも献本御礼。ユーゴ情勢には不勉強なので、なかなか困難な読書だった。加えて90年代後半はこちらも研修医生活で世界の情報にとても疎くなっていた時期。勉強になりました。また再読して勉強し直します。2020/05/06

Gamemaker_K

7
新版で再読。いやもう再々々・・・読だ。読めば読むほど、この本に込めた筆者の思いが染み込んで来る。そしてあとがきの最後の一行まで味わったあと、必ず最後に「行けプラーヴィ!」と心で絶叫して本を閉じるのだ。・・・ロシアW杯セルビアースイス戦でスイスのFWが見せた双頭の鷲ゴールパフォにはカチンと来た。散々我が隣国の所業をスルーしてきたFIFAのことだからこれもスルーだべなと思ったら案の定だった。しかし、イタリアW杯で見たユーゴスラビア代表は遠い遠い昔話になっていく(当時のユーゴ代表も既に大変だったらしいが)。2019/04/28

シュークリーム・ヤンキー

3
サッカーは全然わからないが、ユーゴという関心から手に取った。圧巻。 コソボ紛争前の状況が淡々と綴られる前半に対して、後半は感情の高ぶりなしには読めない。くすぶる民族感情の中、一方的な「正義」を掲げ介入する欧米権力。その中で自民族だけが「悪」に仕立てられる悔しさと怒り。ズタズタにされる民族意識。それでも男たちは、それぞれの思いを抱えながら、ひたすらにボールを追う。それがイナット(矜持)だから。 とても格好よく、とても胸が苦しい。2018/11/29

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