出版社内容情報
正統なる吸血鬼の末裔フォン・クロロックは取引先の社長のすすめで娘のエリカにお見合いをさせることになってしまう。しかし、見合い相手の男はあやしい女に恨まれており……!?(解説/岩井志麻子)
赤川 次郎[アカガワジロウ]
著・文・その他
内容説明
正統なる吸血鬼であるフォン・クロロックは“クロロック商会”の雇われ社長。ある日、取引先の勧めで娘のエリカにお見合をさせることになってしまう。乗り気でないエリカをよそに話は進んでいくが、その見合相手の男はあやしげな女に恨みを抱かれていて…!?表題作のほか、『吸血鬼、青空市場を行く』『吸血鬼の一日警察署長』の2編を収録した大ヒット“吸血鬼はお年ごろ”シリーズ新装版第19弾!!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞。16年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
22
久しぶりの吸血鬼シリーズ。 今回は、エリカが社長息子とお見合いをすることになったが、というありがちなパターン 。 男女の恋愛のもつれや、主人公の社長息子がいろんな女に手出しをするなど、女たらしっぷりも、エリカと同様結構ムカついた(笑) それでも、クロロックとエリカは優しい吸血鬼なので、様々な人たちの悩みを解決していく。 表紙も、ノスタルジックさがあってとても可愛らしい。 最終的にハッピーエンドだったが、少々不気味でシリアスもあり。 刑事さんが一番、場を和ませてくれていたと思う。2023/09/03
coco夏ko10角
19
シリーズ第19弾。『吸血鬼、青空市場を行く』『吸血鬼の一日署長』『吸血鬼はお見合日和』の3つ。表題作ではエリカがクロロック商会の取引先の息子とお見合いをすることに。クロロックとエリカが涼子さんのことを話してる内容にちょっとドキッとしたけど、涼子さんからしたら年上の義理の娘だしまあ色々あるか。2019/09/24
Kana
10
今回は出てくる男の人たちが情けない人が多かった。クロロックは涼子に弱いところ以外はカッコイイ(笑)。クロロックとエリカ親子は弱いものの見方で読んでいてスカッとしたり、心が温かくなるから吸血鬼シリーズが大好き。2018/06/24
小春日和は秋
5
久しぶりの赤川次郎さん。読書に疲れたそんな時でも読める1冊です。2018/07/02
にゃろめんぼう
3
最初の話はちょっと不気味だったけど、吸血鬼というのも面白かった。2019/10/02