集英社文庫<br> 室町繚乱―義満と世阿弥と吉野の姫君

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集英社文庫
室町繚乱―義満と世阿弥と吉野の姫君

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087456950
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

南朝の姫君・透子は、北朝に寝返った武士・楠木正儀を取り返すため京の都に向かう。宿敵・足利義満や、能楽師の観阿弥・世阿弥親子との出会いを経て、彼女が知った広い世界とは──。(解説/末國善己)


内容説明

京と吉野に二人の帝が存在した、南北朝の時代。南朝の帝の妹宮・透子は、北朝に寝返った武士・楠木正儀を連れ戻すべく、乳母と二人きり、吉野から京へと乗り込む。京についたとたん人買いに攫われてしまった二人を救ってくれたのは、猿楽師の美少年・世阿弥と、透子たちの宿敵である足利義満で…。世間知らずの姫君が混迷する時代の中で見たものは。瑞々しい筆致で描く書き下ろし時代小説。

著者等紹介

阿部暁子[アベアキコ]
岩手県出身。2008年『いつまでも』(刊行時『屋上ボーイズ』に改題)で第17回ロマン大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

269
同時に2人の天皇と2人の征夷大将軍がいたという稀な『室町南北朝時代』南朝後醍醐天皇正統の透子と、足利尊氏正統で後に南北統一を果たす足利義満を主人公に据え、脇を楠木正成の息子正儀や『能』の創始者観阿弥達が固める贅沢な布陣!お転婆世間知らずな13才透子は、南朝の平静を取り戻すべく動く。無策無疑ゆえに人攫いに襲われ宿敵北朝に囚われる。敵地で様々な人と出会い、話を聞く内、本当に南朝が善で北朝が悪なのか、大切にすべきことは何なのかを考える。義満や観阿弥、男達が魅力大!瑞々しい筆致で描く室町時代、大変楽しめた‼️🙇2020/05/25

あきぽん

96
ナツイチ2018より。みんなが知らないけれど実は知りたい、中世日本を舞台にした小説。主人公達が10代の設定でラノベっぽさもあるけれど、楽しく読んでいるうちに南北朝~室町時代の複雑な時代背景がすっと頭に入ってきておすすめ。軽さと重厚さが絶妙にブレンドされた作品。中世日本を描いた面白い作品、もっと増えて欲しい。2018/09/20

aoringo

86
南北朝時代、後醍醐天皇の孫娘である姫宮が裏切り者を追い少年に変装して京へと乗り込む。しかし早速人さらいに捕まってしまうが観阿弥親子や、足利義満に偶然助けられる。彼らと接することで南朝で聞きかじっていたのとは違う現実を目の当たりして、実際に見て感じることによって成長していく姫宮の心の成長がまぶしかった。透子、鬼夜叉、義満、どのキャラも好き。面白かった♡2020/05/17

chantal(シャンタール)

79
室町時代を舞台とした作品は少ないよなあと思い手にした本。一昨年読んだ「私本太平記」の続きのような内容だったので、それはそれで面白く読めたのだが、全体的にマンガチックな感が。解説によると作者はコバルト出身でマンガのノベライズ等を手掛けていたそう。それにしても主役の南朝の皇女がいくら世間知らずとは言え、なんだかもう白痴過ぎて、全く感情移入出来ないが、観阿弥や将来の世阿弥である鬼夜叉、一休さんでのイメージしかない将軍さま、足利義満の美男子ぶりに心ときめかせながら読んだ。やっぱりマンガが良かったんじゃないかな?2021/09/14

エドワード

74
南北朝時代は社会や人々の心のあり方を根底から変革し、現代へと続く時代だ。力のある者が支配する下剋上は江戸、明治以降も続く。御醍醐天皇の中興は志に誤りは無いが、政策が時代錯誤だったために二帝並立を招く。天の道を説く者は徒に戦を主張し、内乱の愚かさを知る者は和平を目指す。この時代を背景に、北朝に与する楠木正儀を翻意させるべく、吉野の皇女・透子内親王が京へ赴く冒険物語。青年足利義満、観阿弥一座との出会い。スリリングな筋運びで難解な南北朝を解きほぐしてくれる。逆賊史観を改めた所で本当の中世の姿が見えて来る。2018/02/03

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