集英社文庫<br> 池上彰の講義の時間 高校生からわかる原子力

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池上彰の講義の時間 高校生からわかる原子力

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087456790
  • NDC分類 539
  • Cコード C0195

出版社内容情報

唯一の被爆国である日本に、なぜ原子力発電所があるのか? そもそも原子力とは何なのか? 池上彰がわかりやすく解説。兵器開発の現状や核をめぐる世界の事情が見えてくる、「原子力」の基礎知識本。


内容説明

世界で唯一の被爆国、日本。原子力の怖さを熟知しているはずのこの国に、原子力発電所が沢山あるのはなぜなの?世界各国が目を光らせる、核兵器開発の競争は、どうして始まって、どこに向かうの?そもそも、原子力って何?高校生に行った講義をもとに、池上さんがわかりやすく説明。いまさら人に聞けない基本の基本から、考えなくてはいけない未来のことまで、「原子力」の常識を知る必須本!

目次

第1講 爆弾に使われた原子力
第2講 世界で最初の原爆投下
第3講 核開発競争始まる
第4講 原子力の平和利用へ
第5講 日本は原発を導入した
第6講 日本も核保有を検討した
第7講 拡散する核の脅威
第8講 原発事故と反対運動
第9講 悪戦苦闘の核燃料サイクル
第10講 原発に未来はあるか?

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授。73年、NHKに入局。記者として事件や災害、消費者問題などを担当する。また94年から11年間、「NHK週刊こどもニュース」の初代お父さん役として活躍。2005年にNHKを退職。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hatayan

39
広島、沖縄、チェルノブイリ、福島。 政治の思惑に翻弄され、安全神話も過去の話。曲り角を迎えた原子力を基礎から万遍なく解説。巻末には1895年から2017年までの原子力年表も。 立ち止まったのは、放射線を出すものが放射性物質、放射線を出す能力のあるものが放射能という違い。過去の報道で放射線と放射能が同列に報じられたことが世論を混乱させたという笑えない話も。 再生可能エネルギーへの過剰な期待を戒めながらも、福島の事故は人災との見方を支持。廃棄物の処分すら滞る原子力発電の取り扱いに対して池上氏は終始悲観的です。2019/08/05

19
【君は「おにぎり作戦」を知っているか】今から45年前、東北の海で原子力船から放射能が漏れた。その応急処置として、船では中性子線を吸収する物質を混ぜた炊き込みご飯でおにぎりを作り、隙間を埋めた...▼こんな漫画みたいな事件があったとは知らなかった。文章にすると喜劇にも感じられるが「ダモクレスの剣」は常に日本人の頭上にあったのだ▼そもそも、原発は「自給自足でもエコでもない」ということを改めて知った。2018/11/26

はる坊

15
日本における原子力発電の歴史を順に紐解き、分かりやすく書かれている。1950年代、原子力の平和利用ということで原子力発電を政府メディアをあげて推し進め、国民も熱に浮かされたが、これは原爆の悲惨さ、凄惨さを政府も国民もイメージチェンジしたかったのではないかと思う。だから見切り発車でも、当時はそこまで大きな反対もなく、推し進められた。でもそのツケが確実に後世に回ってきている。今原発を再稼働するか廃止するかの二元論での議論が多いが、この国が今後生き延びるためにどうすればいいかの建設的な議論を急がなければならない2018/02/05

いっち〜

10
原子力と人間の関わりについての解説本。核兵器と原発が話題の中心。肯定派も否定派も一度は目を通してほしい。極力事実やデータの解説に徹し、内容もとても分かりやすい。個人的には、60年以上前から原子力が活用され今では非常に大きなリスクを持つことが分かっても尚手放されないのは、それだけ原子力の持つ力が大きいことと、長い時間の中で官・民・軍・産とあらゆる利害や権益が発生しもはや簡単には手放せない状況になってるように思う。どんなにヤバくても原子力と関わっていかざるを得ないなら、せめて正確な知識を持っておきたいところ2020/06/22

ふじ

9
広島出身者としてある程度関心は持っているつもりだったが、恥ずかしくなるほど知らないことだらけだった。原発がなければ大気汚染は進むし経済も成り立たない、なんていうけど、政治コストや事故時のダメージを考えれば到底安全でコストが安いなんて言えない。高利貸しに生活費を前借りしているようなもの。近々この世を去る我々世代はともかく、これからの若い人は押しつけれた莫大な負債とどう向き合えばいいんだろう。高校生からわかるとされているけど、大人以上に日々の生活に追われている若者がこの本を手に取る余裕はあるんだろうか……。2018/12/13

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