出版社内容情報
中国古代、殷周革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げる、中国明代に成立した神怪小説。抄訳版。1月からの再アニメ化で話題の作品の原典を二分冊して新装版刊行!
内容説明
古代中国、殷の時代。妖狐が化けた絶世の美女・妲己にとりつかれた紂王は忠臣を次々と殺し、暴虐の限りを尽くす。武王率いる周軍の軍師となり、殷を討伐する太公望(姜子牙)のもとに、次々とはせ参じる仙人や道士たち。空前絶後の伝奇ロマン、中国では『三国志演義』『西遊記』に並ぶ知名度の神話小説、読みやすい抄訳決定版!
著者等紹介
八木原一恵[ヤギハラカズエ]
東京生まれ。東京薬科大学卒業。薬剤師として勤務するかたわら、中国の古典文学、特に神怪小説を研究し、小説も執筆。セルフパブリッシャーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わたなべよしお
14
いやはや、結構、面白い。前から読んでみたいと思っていたので、本屋で見つけて、読んでみたら、これが止まらない。これで全体の3分の1か4分の1というのだから、相当、はしょっている。それでも読みやすいし。早く「下」に行きます。2018/01/21
さなこ
11
中国映画を飛行機内で観て、もう一回原作が読みたくなりました。ただ完訳で読むのはキツイなと思い、抄本で。特に大きな山場なく同じ流れが続くので、一度話を掴めばこのくらいサクサク進めてちょうど良いのかなと感じます。顔とか髭とか髪とか原色豊かすぎで、人間じゃないからと思っていたけど、どうも人間も同じなようですよ。鍋底のような黒い顔、使い込まれて黒光りしているような顔なのでしょうか。2024/06/10
遊未
7
昔々、安能務で読んだけど、違う方で読んでみたかったので。基本的にテンポ良くサクサク進むのはパターンが決まっているから?登場人物(?)から乗騎やら術やらバラエティーにとんでいて止まらない面白さ。一気に下巻へ。2019/06/02
ぬのさと@灯れ松明の火
5
土行孫と鄧嬋玉の結婚のところまで。サクサク話が進む〜。2018/01/10
ムー
3
何か滑稽な内容ですね、簡単に人が死んでゆく、ちょっと 軽いな、後編に期待。2022/04/30