出版社内容情報
江戸川乱歩から今野敏まで。日本推理作家協会、歴代理事長14人の傑作短編を収録。日本中の推理小説ファンを興奮の渦に巻き込む著者たちに連綿と受け継がれる技に括目せよ。(あとがき/山前譲)
内容説明
戦後間もない1947年、探偵作家クラブは設立された。その後、関西探偵作家クラブとの合併や法人化に伴う名称変更を経て“日本推理作家協会”となった作家団体は、今年で70周年を迎える。初代会長の江戸川乱歩から現代表理事の今野敏まで。協会の歴代理事長を務めた14人の作家が夢の競演!日本ミステリー界の第一線で傑作を生みだしてきた作家に脈々と受け継がれる妙技を綴じ込めた究極の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
91
歴代理事長のアンソロジー。豪華なメンバーですが既読は東野さんだけでした。2017/11/26
HANA
50
日本推理作家協会70周年を記念して、歴代理事長の作品を収録したアンソロジー。初代の乱歩から現在の理事長まで読んでいると、何となく推理小説の辿った歴史みたいなものを感じられる。収録作品もハードボイルドやパロディ、警察小説と幅広い。ただミステリらしいガチガチのトリックは少な目、島田一男や佐野洋、あと以外にも松本清張くらいか。作中特に気に入ったのは阿刀田高「趣味を持つ女」。ダンセイニの某作品を思わせるような直接の描写無しに、後味の悪さを描き出したのは素晴らしい。80年、100年と発展していって欲しいものである。2018/04/05
Syo
21
日本推理作家協会。 70周年アンソロジー。 歴代会長の作品。 江戸川乱歩から 今野敏まで。 残念ながら既読のものも あったけど、なるほど 時代が…。 まぁまぁかな。2017/12/13
冴子
20
日本推理作家協会の歴代の会長の作品のアンソロジー。時代を感じさせるものがあり、面白かった。現会長の今野敏さんは安積班シリーズで、村雨への安積の微妙な気持ちが描かれていて良かった。2019/03/14
ゆき
13
歴代理事長14人の短編集。既読なしでした。まだまだ本の虫には遠いです。ラスト、今野敏さんはテレビドラマにもなったハンチョウですね。阿刀田高さんの趣味を持つ女、よかったです。とても。この短いページでゾッとする…すごいです。2017/12/10
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