出版社内容情報
越中富山の売薬商・於菟屋藤次は藩の密命を受け全国を奔走。刺客に狙われ、死と隣り合わせの道中、頼みの綱は立山忍の技。時は幕末、名もなき男たちが命を賭けるハードボイルド時代劇。(解説/崔洋一)
鳴海 章[ナルミショウ]
内容説明
時は幕末。富山藩の薬売り、於菟屋藤次が帯びた使命は薩摩への販路開拓。交渉の切り札“昆布”を求め、北前船で大坂から蝦夷へ。死と隣り合わせの道中、秘伝の忍の技で難局を切り抜けていく。一方、支藩の動きを察した加賀藩が放った刺客は必殺剣の使い手、馬渕洋之進。北から南へ呉越同舟の決死行。二人の男が求めるは生きる道か、はたまた死に場所か。圧倒的迫力で贈るハードボイルド時代小説。
著者等紹介
鳴海章[ナルミショウ]
1958年北海道生まれ。日本大学法学部卒業。91年『ナイト・ダンサー』にて第37回江戸川乱歩賞を受賞し、同賞史上初の航空冒険小説家として脚光を浴びる。『ゼロと呼ばれた男』など“ゼロ・シリーズ”四部作にて航空小説家としての地歩を築いた後、意欲的に作風を広げ、警察小説や時代小説などを手がける。著書多数。2001年の『風花』や06年『雪に願うこと』(原題『輓馬』)などの映画化作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やいっち
66
必ずしも時代小説歴史小説については熱心な読者でない吾輩が本書を手にしたのは(書店でたまたま目にした)、題名に売薬商とあり、テーマとして富山藩と薩摩藩との絡みがあるからである。富山県人の吾輩、親戚に売薬さんがいた。身近だったのである。 さらに、過日、「歴史秘話ヒストリア「富山の薬売り 知恵とまごころの商売道」 | 歴史秘話ヒストリア | 関西ブログ」を録画で観たからでもある。 https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/historia/429936.html 2020/08/25
こより
3
お話の始まりから、激動でした。 途中、うー・・・難しい・・・ってなったりもしましたけれども 読み応えのある本でした。 昔の日本人の力強さを感じられたなぁ。 突然、話がぶっつり終った感じがしたのがちょっと残念かもだけど、またそれも良かったのかもしれない。2017/06/22
Hideo
1
登場人物が多く、混乱、。登場する侍が皆格好良い^_^2017/07/05