出版社内容情報
神谷芳雄の愛人の弘子がつとめる京橋のカフェで、芳雄は怪物人間豹を知った。二人に襲い掛かる危機、さらには、歌姫の江川蘭子も魔の手に──。小五郎との対決や如何に!!(解説/桜木紫乃)
江戸川 乱歩[エドガワランポ]
内容説明
神谷芳雄の恋人でカフェに勤める弘子が、巨大な両眼と敏捷に動く猫属の舌をもつ男・恩田に攫われた。アジトに乗り込んだ神谷は監禁され、壁の隙間から彼女が陵辱され死に到るのを目撃する。それから一年後、江川蘭子という歌姫の恋人ができた。彼女も幾度も狙われ、神谷は明智に助けを乞うが、惨殺されてしまう。ついに魔の手は文代夫人に―。焦燥する名探偵、絶体絶命の愛の物語。
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年三重県生まれ。1965年7月28日、逝去。大正から昭和にかけて日本を代表する推理小説作家。日本推理作家協会初代理事長。正五位勲三等瑞宝章を受章。早稲田大学を卒業後多くの職業を経て、1923年雑誌「新青年」に掲載された「二銭銅貨」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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