出版社内容情報
宮部みゆきの大好評脱力系ファンタジー第3弾は、「三国志」ファン必読。「ボツコニアン」では、三国志も二軍? 怪獣やロボットも参戦しちゃう、誰も見たことのない「赤壁バトル」を見逃すな!
宮部 みゆき[ミヤベミユキ]
内容説明
“ボツコニアン”の世界では、中国四千年の歴史「三国志」でもやっぱりボツネタ集めちゃいました。曹操、劉備ら小説・ゲームでお馴染みのメンバーはもちろん、軽視されがちなサブキャラも、なんなら怪獣やロボットまで登場しちゃう。これまで見たことも、聞いたこともない「赤壁バトル」に、おなじみピノとピピが直面する!宮部みゆき渾身の脱力系ファンタジー第3巻は、「三国志」ファン必読!
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で第45回日本推理作家協会賞、93年『火車』で第6回山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で第18回日本SF大賞、99年『理由』で第120回直木賞受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年第6回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。07年『名もなき毒』で第41回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
57
第三巻。ゲームでプレイヤーキャラに選ばれない、三国志界の二軍の方々。魯粛とか。主役不在のために脇役達がボツネタと格闘する安定のシリーズ第三弾でした。後半のホラーゲームネタから、何も解決しないままの次巻への引き。最後まで付き合うしかないかー2016/08/16
佐島楓
51
うーん・・・、おそらくこれは三国志がわかっていないと面白くないのでしょうね・・・。私にはちんぷんかんぷんでした・・・。2016/08/30
ユメ
42
ボツネタが集まってできた世界・ボツコニアンに、『三国志』ゲームのボツネタが現れたら…その名はなんと〈二軍三国志〉。本物の世界のゲームではお声が掛からない二軍メンバーがずらり。作者の発想に思わず唸る。私は『三国志』に関しては最低限の知識しか持っていないので、当然〈二軍三国志〉メンバーは誰も知らない。それなのに文句なく面白いのだ。赤壁ならぬ〈赤白の戦い〉ではその二人が戦うのか…自由だ!なんて自由なんだ!戦いに幕を引く決め台詞「これが真の文官コントロールというものじゃ」に至るまで、しびれっぱなしの3巻だった。2016/09/18
山本真一郎
42
読了。宮部みゆきのボツネタファンタジーシリーズの3冊目。流石にここにきて少々飽きてきたかもしれない。今度はボツネタ三国志の世界に突入。正史や演義の作者まで登場させたバタバタを突破したと思ったら、今度はホラー映画の世界に突入。最早カオスもここに極まれり、というところで冒険の当初の目的等吹っ飛んでしまった様な気も。作者のやりたい放題度合いも安定の絶好調。今迄重厚な長編小説でこの作者に親しんできた様な読者には、全くオススメ出来ない作品である事を再度痛感した次第。とは言えまた来月出れば買ってしまうんだろうなあ。2016/08/04
Junichi Yamaguchi
33
折り返し地点かな⁈ 最後まで、宮部さんに付き合うとしよう。。2016/08/19