内容説明
ムージルとライブニッツ/ヴェラス/カント/メルシエ/シュナーベル/ヴィーラント/ラスヴィッツ/カネッティ/マッハ/マイノング/バッハマン/マイハイム…いまだ生まれざる別の現代への扉を開く越境者たち。現代の生はこの感覚を見失ってはいまいか。可能性感覚―現実という固定した枠組みからの超出をうながす意識・思考。
目次
第1章 可能性感覚の射程
第2章 可能世界論の情景
第3章 可能的世界の夢
第4章 世界の複数性
第5章 反転する世界
第6章 可能性感覚の誕生
第7章 可能性感覚と現実感覚
第8章 可能性感覚とユートピア