出版社内容情報
世界一幸福な国、ブータン。観光客が多く訪れるようになり、見られなくなった自然や、今も昔も変わらないブータンの人々の幸福な笑顔を収めた写真を多数収録した珠玉のエッセイ。(解説/金子民雄)
内容説明
世界一幸せな国、ブータン。ヒマラヤを望む森や田畑、美しい伝統衣装、歴史を語る寺院や聖跡…豊かな自然や文化を守りがら暮らす人々は、瑞々しい笑顔を絶えず、温かい。30年以上にわたり訪れた、日本の原風景を見ているかのような懐かしさを感じさせる“現代の秘境”。人口約75万人、面積は九州とほぼ同じ。アジアの小さな王国のありのままの姿を、貴重な写真とともに綴った珠玉のエッセイ。
目次
森の国
子どもたち
笑顔と国民総幸福量
犬もシアワセ
国王
祭り
お寺
食べ物、酒
男と女
機織り娘
聖山ガンケル・プンスム
著者等紹介
大谷映芳[オオタニエイホウ]
1947年神奈川県生まれ。登山家、テレビ朝日「ニュースステーション」元ディレクター。パキスタン・ラカポシ(7788メートル)北稜初登攀、K2(8611メートル)西稜初登攀などの記録を持つ。南米のギアナ高地、パタゴニア、チベット、ブータンなど秘境番組を制作、自ら取材、出演を行った。現在、NPO法人アース・ワークス・ソサエティ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
○読みながら自然と心が安らいでいくように感じます。実際住んでみたら違うかもしれませんが、ストレスがほとんどない中で暮らしているように思え憧れも感じました。写真も良かったです。2021/12/02
駄目男
16
ブータンは王国で著者によると、昔の日本を見るようで古き良き時代を思い出さてくれる国とある。併し、著者が初めてブータンに足を踏み入れたのは80sのことで、近年は西洋文化も取り入れ徐々に近代化されつつあるようだ。併し乍らブータンには夜這いがあり結婚制度がない。子供ができたから一緒にクラスのが普通らしい。古き良き伝統を残しながら近代化は一言でいえば非常に難しい。第二次大戦後、あまりにも近代化を急ぎ、西欧文明を容易に受け入れたがために、多くの大切なものを失った国は多い。2021/12/06
スプリント
6
世界一幸福な国といわれるブータンの素朴な生活風景を紹介した本です。観光や貿易が盛んになることでこの風景が消えていくのでしょうね。2016/06/11
OMO
1
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2022/01/18