集英社文庫<br> 0葬―あっさり死ぬ

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集英社文庫
0葬―あっさり死ぬ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087454079
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

超高齢化のこの時代は「マイ自然葬」、そして究極の「ゼロ葬」へと進んでいる。ベストセラー『葬式は、要らない』の著者が贈る「葬式も墓もいらない」という人のための、迷惑をかけない死に方入門。

内容説明

日本の葬儀代は世界一。葬式や墓に何百万円もかける必要が本当にあるのか。遺族が散骨を行う「マイ自然葬」、そして葬儀をせず遺骨すら受け取らず、墓も作らない「0葬」へと時代は確実に進んでいる。超高齢化が進み、死者を葬り、弔うことへの意識は昔と大きく変化してきた。もはや死後、遺体を適切に処理するだけで十分なのだ。遺族へ迷惑をかけない逝き方に悩むあなたに必読の「終活」入門書。

目次

第1章 人を葬ることは相当に面倒である
第2章 なぜ葬儀や墓はこんなにも厄介になったのか
第3章 生老病死につけこむ資本の論理
第4章 死者が増えるから葬儀で儲けようとする人々が次々とあらわれる
第5章 世間体を気にするがゆえに資本の論理につけこまれる
第6章 仏教式の葬儀は本当に必要なのか
第7章 マイ自然葬、そして究極の0葬へ
第8章 人は死ねばゴミになる

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年生まれ。東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端技術研究センター特任研究員、同客員研究員、葬送の自由をすすめる会会長などを歴任。現在は東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬養三千代

8
墓無い人生でいいなと思う。自然葬にしろ誰かの手を借りないといけない。ならば、なるべくわずらわせることが無いようにと考える。2022/11/04

イワハシ

4
オウム騒動に巻き込まれて失職した宗教学者だが、開き直って文筆業に専念、多数の著書が出ている。主題は興味深いし、内容も悪くない、だが、申し訳ないが読みにくい。2024/10/27

金平糖

3
B。2019/03/04

バーベナ

2
弔いの歴史をほんの100年ほど遡るだけで、葬儀の在り方の矛盾点に気が付くことができる。0葬は決して死者を蔑ろにしているわけではなく、罪悪感に縛られず、敬虔に弔う方法の一つだと思う。私は以前、火葬場で「骨上げはしない」と伝えて実際しなかった。親族同意の上で。しかし、それから20年後、ロッカー式納骨堂の墓じまいをしたら、骨がほんの少し入った骨壺が安置されていることが発覚。結局、永代供養で納骨することに。骨壺代がパックに入っていたので、業者さんが良かれと思って?やったのだと思うけれど。本当に0葬させて欲しい。2023/07/20

lily

2
荼毘に付した後、遺骨を受け取らずに済ませる0葬。都会への移住に伴う墓の経済的負担と相まって、利用が増加している。「大往生を遂げた人は、遺体処理で十分」と著者は言う。宗教が縁遠くなった現代人にとって、世間体さえ気にしなければ十分な選択肢の一つになりうるのだろう。①戒名は日本だけ。部落出身者には差別戒名があった。②血と毒を出して浄化する「瀉血」が中世行われていた。③南都六宗は墓を作らない。作るのは浄土教以降。④位牌は祖先崇拝を行う儒教の影響。2017/07/13

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