出版社内容情報
劉備を討つため、曹操は徐州を攻略。敵将の関羽は降伏するが、劉備の無事を知ると曹操の下を去った。河北の雄・袁紹と対決すべく、出陣する曹操だが…。中国乱世物語の新装版。(解説/市川宏)
内容説明
“曹操暗殺計画”に加担した劉備を討つため、曹操は徐州を攻略。一旦は降伏した関羽は、劉備の無事を知ると曹操の下を去る。中原への進出を目論む江東の小覇王・孫策の病死により後顧の憂いがなくなった曹操は、河北四州を占め強大な勢力を誇る袁紹と、雌雄を決するべく出陣。決戦の地、官渡へ向かう。一方、新野に雌伏する劉備は、稀代の天才軍師・諸葛亮を幕下に迎え、勇躍の時を待つ―。
著者等紹介
三好徹[ミヨシトオル]
1931年、東京生まれ。旧制横浜高商(現横浜国立大学)卒業。読売新聞社に入り、記者生活後、67年『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞、68年『聖少女』で第58回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒猫
11
ついに袁紹と曹操が官渡にて激突。冴える荀彧の知謀!対する袁紹。田豊を投獄し、袁紹は正々堂々と曹操に勝負を挑む。しかし監軍の沮授を無視。これで勝負は決まってしまった。敢えて袁紹を庇うならば相手が悪すぎた。曹操の幕下にはキラ星の如く人材がいて、曹操は見事にそれを使いこなしている。一方袁紹さんは見事に使いこなせず…。袁紹亡き後の審配の活躍は見事。散り際も潔い。袁紹も勢力は凄かったんだなあ。時間経つのは早いもので曹操54歳に。一方劉備もついに臥竜を得て、曹操と対決の時が!仁の劉備か奸雄の曹操か。次巻へ進みます。2015/12/31
ケー
9
遂に袁紹と曹操が対決!あれだけ高貴な家に生まれた袁紹も、一族の内乱によって滅んでいく。人を得ようとする貪欲さと素直に人の意見に耳を傾け、実行する曹操。どこまでもお人好しであり、徳、仁を持つ劉備。三顧の礼によって劉備のもとに孔明が加わり、張飛、関羽に和とは、組織とはを解く孔明。知ってる三国志にわくわくします!さぁ、次の刊にいくぞー!2016/02/26
ミカ
1
孔明さん来たー!!2017/05/20