集英社文庫<br> インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日

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集英社文庫
インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087450293
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世界各地の生活に根付く“小さな声"を求めて
貧困、紛争、汚染、疫病。まことしやかに語られる世界は、本当は一体どんな姿をしているのか。自らの目で確かめるべく26歳の著者は2年間、47カ国にわたる旅に出た。第7回開高健ノンフィクション賞受賞作。

内容説明

広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ―。絵葉書を売るカンボジアの少女に凛とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。第7回開高健ノンフィクション賞を受賞したデビュー作。

目次

序章 向かう世界
第1章 ささやきを聴く―ヒマラヤ山系
第2章 カオス―東南アジア~インド
第3章 小道の花々―インド~パキスタン
第4章 ウォッカの味―中央アジア
第5章 悪の庭先―中東
第6章 鼓動―東アフリカ
第7章 内なる敵―南アフリカ
第8章 血のぬくもり―西アフリカ
第9章 世界の法則―サハラ北上
終章 去来

著者等紹介

中村安希[ナカムラアキ]
ノンフィクション作家。1979年京都府生まれ、三重県育ち。2003年カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業。09年『インパラの朝』で第7回開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょんじょん

47
これは「すごい」としかいいようがない。ユーラシア・アフリカ684日女性が単身で「旅人」として土地に、人に、触れていきます。沢木耕太郎の「深夜特急」を彷彿させますが、もっとシビアでディープな印象を持ちました。何が彼女をこの旅に駆り立てたのか。何を求めて歩いたのか。その文章はシンプルで鋭く、ときに哲学的ですらある。女性単身では入国できない地域では2度も結婚して入国する。これには絶句してしまった。人間の根源的な交流では、狡知な詐取やピュアな善意も入り混じる。支援とはなにか、なにをすべきかも考えさせられました。 2018/12/15

メタボン

32
☆☆☆★ 題材が良いだけに最後まで興味が尽きずに読み終えた。2年にわたる道中がゆえに、きっとまだまだ書ける題材があったのだろうが、自分が本当に書きたいことだけ厳選したように思われ、紀行としてはかなろ端折ったものになっている。ところどころ読みにくい文章だったり、人や街に対する著者の視線が冷たく感じられたのが気になった。まあ若い女がこれだけリスクのある場所に出かけていって無事に帰ってこれるのだから、それだけしっかりとして強かな女性なんだろうという裏付けなのかもしれないが。2018/09/23

なるみ(旧Narumi)

28
ずうっと積読してましたが、やっと読了できました。読み始めたらとめられないほど、私にとっては引き込む何かを持った一冊でした。1人の女性バックパッカーが約2年ほどかけて、アジア、中東、アフリカを主に旅した時のことをまとめた本です。毎日何があったかを書くのではなく、一個人として経験したこと、経験を通して考えたことが書かれていて秀作だと思いました。2015/12/17

Akihiro Nishio

25
N女の研究があわなかったが、本書は良いという評判を聞いたので読んでみる。2年間のバックパック旅行の記録である。しかし、予想外に薄く、断片的な記録でしかない。そもそも旅先の最初の記録は2ヶ月後である。また、あまりに詩的・感覚的に記述されており、結局どうなったんだ?と理屈で考える自分にはあわなかった。これだけの体験をしていれば、もっと他に書きようもあるのにと思ってしまう。タイトルとなったインパラの朝も、ツアーに参加した時の体験だというのも締まらない。自分には合わない作者であった。2017/05/24

タカボー

19
ユーラシアからアフリカへ。若い時にしかできないモラトリアムな旅。悪い人もいるけど、バックパッカーよりずっと貧乏で不便な生活をしてる人々が、精一杯もてなそうとするし、救いの手を伸ばそうとしてくれる。世界は一生会うことのない素敵な人で溢れている。自分の結婚相手を自分で決められない環境に生きる若者。まだ会ったこともない人を、自分と結婚する人は誰であれ「美しい人」と言う。満たされてるからポジティブになるわけではなく、ポジティブでいるから満たされるのだと気づかされる。読み終わるのが惜しくなる、素敵な紀行文でした。2021/04/18

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