出版社内容情報
介護で深まる母との絆を描く日記風エッセイ
記憶がポロポロこぼれ落ちる認知症の義母のために、日々の出来事を文字に残そうと日記を書き始めたところ、義母は繰り返し読んでくれ……。介護をきっかけに深まる母と嫁の絆を描くエッセイ。
内容説明
8年前、突然始まった夫の母との暮らしは、戸惑いと混乱だらけだった。記憶がポロポロこぼれ落ちてしまう認知症の母は、自分だけ会話の仲間はずれにされたかと不安になり、「知らなかった」「初めて聞いた」と同じ質問を繰り返す。ならば母が思い出しやすいよう、日々の出来事を文字で残すことに―。笑顔の絶えない介護エッセイ。家族の似顔絵をまじえ、語りかけるように綴った日記も一部公開。
目次
第1章 介護は突然やってきた(そのはじまり;突然の介護 ほか)
第2章 部屋から煙が!(はじめの引っ越し;母のおでかけ ほか)
第3章 朝ごとの手紙(眠れない夜;母からのプレゼント ほか)
第4章 カレーライスを作りたい(ショートステイ;夏の体温調節 ほか)
第5章 父の死が覚えられない(お父さんはどこ?;厳しい母だったこと ほか)
著者等紹介
城戸真亜子[キドマアコ]
1961年愛知県生まれ、武蔵野美術大学油絵学科卒業。81年女流画家協会展、98年VOCA展入選。86年よりほぼ毎年個展を開催。東京湾アクアラインPAの壁画、京都木津学研都市のモニュメント、神保町カフェテラス古瀬戸の壁画、荒川区汐入のモニュメントなど、都市のパブリックアートを制作する他、エッセイ執筆、テレビ出演、講演など幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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