出版社内容情報
看護師・知子の姑が亡くなり、遺言で出雲へ散骨に。診療所大先生や居候・麻世もついて行くが……。浅草のあったか人情物語。
【目次】
内容説明
東京浅草。診療所の真野麟太郎は、ご近所から大先生と慕われる医師。訳あり武闘派女子高生麻世を預かっている。看護師知子の姑・久枝が、故郷での散骨を遺言して病死した。麟太郎たち診療所の面々は、島根への珍道中で、久枝の壮絶な過去を知り…。火傷や躁鬱病はもちろん、散骨の同行からUFO目撃話まで。患者が持ち込む心と身体の病に真摯に向き合うお節介医師と相棒麻世のあったか人情物語。
著者等紹介
池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県豊橋市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍。98年「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2006年、『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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