出版社内容情報
看護師・知子の姑が亡くなり、遺言で出雲へ散骨に。診療所大先生や居候・麻世もついて行くが……。浅草のあったか人情物語。
【目次】
内容説明
東京浅草。診療所の真野麟太郎は、ご近所から大先生と慕われる医師。訳あり武闘派女子高生麻世を預かっている。看護師知子の姑・久枝が、故郷での散骨を遺言して病死した。麟太郎たち診療所の面々は、島根への珍道中で、久枝の壮絶な過去を知り…。火傷や躁鬱病はもちろん、散骨の同行からUFO目撃話まで。患者が持ち込む心と身体の病に真摯に向き合うお節介医師と相棒麻世のあったか人情物語。
著者等紹介
池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県豊橋市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、コピーライターとして活躍。98年「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2006年、『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
72
浅草下町のやぶさか診療所。外科の医師・真野麟太郎は部門関係なく来るもの拒まずで心と体の悩みにことん付き合う医師である。同居をしている高校生の麻世も自分の過去と照らし合わせながら迷い人をほおっておけず連れて来る。中でもUFOを見た、近づいてくると言う老人の話。信じられない話の裏にはきっと何かあると思った真野たちは老人の話を聞くことに。そこには亡き妻との悲しい過去が。これはツラい話だった。そして、美少女麻世は喫茶店のママから大金を積まれスカウトの話に。どうする麻世。潤一の空気が読めないのもどうにかしないと…。2025/12/07
onasu
16
現代版「赤ひげ先生」と称するのが相応しい「やぶさか診療所」の5巻目。 昨今では、医療に限らず(致し方ないが)、効率化ばかりが叫ばれており、こうした町の診療所に郷愁を覚えてしまうが、ここに新鮮味を加えているのが、訳あって診療所に居候している女子高生の沢木麻世。 主人公は当然、頼ってくる者はほおっておけない大先生こと真野麟太郎だが、麻世にも似たところがあって、こちらでも寂しそうにしている子どもを拾ってきてしまう。 麻世の進路は定まったようだが、そのままいくのか、次巻を楽しみに待ちたい。2026/01/03
ふわりん
12
やぶさか先生はどんな患者も受け入れて診てる気がしてたけど整形外科専門医だそう、知らんかった。町の小さな診療所は、やぶさか先生曰く「何でも屋さん」だからなぁ。その患者の中でもここに出てくるのはほぼメンタル面に不具合がある人。その悩みを解決すべく大先生は親身過ぎるほど関わる。ただ一つ気になること、83歳の省蔵さんが奥さんの位牌と共に消えた一件。旅立ったんだという皆んなの結論だけど、それで気持ちが安まるってのが不思議。心配じゃないの?ま、いつもの賑やかなやぶさか界隈だった。麻世が進む道を決めた、これから楽しみ!2025/12/30
coldsurgeon
8
人情味あふれた真野麟太郎先生が、下町の開業医らしく、診療所を訪れる患者の悩みをきき、お節介、世話焼きをする。投薬治療はするみたいだが、心理士のように人の悩みに耳を傾け、寄り添い、人生の歩みを手助けす。彼の周りの人々のキャラクターもよく、ほろりとする人情噺が続いて、ほっこりとする。2025/11/24
Nobuko
6
シリーズ第五弾 2025/10/22




