集英社文庫<br> そこに工場があるかぎり

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集英社文庫
そこに工場があるかぎり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087447736
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。
あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。
幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、
今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、
あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!


<目次>
細穴の奥は深い (エストロラボ<細穴屋>)
お菓子と秘密。その魅惑的な世界 (グリコピア神戸)
丘の上でボートを作る (桑野造船)
手の体温を伝える (五十畑工業)
瞬間の想像力 (山口硝子製作所)
身を削り奉仕する (北星鉛筆)

著者プロフィール
小川洋子(おがわようこ)
1962年、岡山市生れ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞。他書に『薬指の標本』『琥珀のまたたき』『不時着する流星たち』『口笛の上手な白雪姫』など多数の小説、エッセイがある。海外での評価も高い。

内容説明

あの工場を見てみたい!最小で直径0.1ミリの穴をあけることができるという金属加工会社エストロラボ〈細穴屋〉。そこで穴をあけた部品が何に使われるかというと…。お菓子、ボート、鉛筆など、私たちが日常生活で食べたり、乗ったり、使ったりしているものは、どこで、どのようにして作られているのだろう。繊細で正確な職人技が支える“ものづくり”への愛しさが綴られる工場見学エッセイ。

目次

細穴の奥は深い
お菓子と秘密。その魅惑的な世界
丘の上でボートを作る
手の体温を伝える
瞬間の想像力
身を削り奉仕する

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年『揚羽蝶が壊れる時』で第7回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。91年『妊娠カレンダー』で第104回芥川龍之介賞、2004年『博士の愛した数式』で第55回読売文学賞と第1回本屋大賞、04年『ブラフマンの埋葬』で第32回泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で第42回谷崎潤一郎賞、13年『ことり』で第63回芸術選奨文部科学大臣賞、同年第4回早稲田大学坪内逍遥大賞、20年『小箱』で第73回野間文芸賞、21年第69回菊池寛賞を受賞。同年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hiace9000

122
著者小川さんが、幼い頃からの夢を叶えた工場見学記。なにより「ものづくり」への浮き立つような情熱・興奮と、豊かな感受性に詩的感覚を纏わせた圧巻の"随筆力"に完全魅了される。ものを作る機械に人の手と体温が加わることで生まれ得る、作り手の心を相手に届けたいという確かなる願い。AI全盛の現代にあって「人間の手による尊い『ものづくり』という仕事」の持つ価値がここにある―という再発見も。心に染み入るエッセイとは、まさにこれか。精緻で繊細な職人芸が生み出す創造性と未来の可能性を、一流文藝職人小川さんが瑞々しく綴る一冊。2025/06/19

バイクやろうpart2

38
小川洋子さん作品三作目です。不思議なタイトルと可愛いイラストに惹かれ手にしました。あの『博士の愛した数式』の作家さんにしては、変わった趣きを感じながら、特徴ある工場を優しく紹介されます。金属加工、お菓子、ボート、乳母車、ガラス加工、鉛筆、どの工場も尊敬の念に彩られた言葉で綴られます。小川洋子さんの言葉、本当に優しく暖かく、読んでいて気持ちが癒されます。まだまだ他の本も読んでみたい作家さんです。2025/05/31

けやき

36
大人の工場見学。前作の科学者にインタビューした「科学の扉をノックする」がよくて手に取る。お菓子や鉛筆など身近なものを作る工場の紹介に魅かれた。2025/06/10

エドワード

28
少女の頃の思い出を忘れない小川洋子さん。岡山の家のそばの町工場。高い塀の向こうの謎の建物。理科準備室は私も好きだったな。その好奇心が6つの工場見学になった。金属加工。お菓子。ボート。乳母車。ガラス管。鉛筆。グリコの工場で「チョコレート工場の秘密」を思い出すのも同感。グリコを除き、みな家族経営の小さな会社だ。機械化できない人の手の技が光る。マニュアルでは引き継げない、経験を重ねるしかない技術という言葉が印象的だ。保育園児の乗るかごのような車がサンポカーということを初めて知り、思わず頬が緩む。日本語は美しい。2025/06/10

まさ

25
小川洋子さんの工場レポ。意外に感じる組み合わせだけど、そこは小川洋子さんの視点があるからおもしろく読める。職人さんの業について、読んでいても美しさを感じるのだ。訪ねて追体験してみたくなります。2025/06/03

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