出版社内容情報
浅井家の家業は、誘拐だ。ただし、狙うのは法で裁けぬ悪党のみ。固い絆で結ばれる一家だったが、跡目を巡って争いへと発展し──。
内容説明
世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐が裏稼業だ。極悪人のみをターゲットにし、超大型犬用の檻に監禁して身代金を要求する。固い絆で結ばれた家族六人だったが、長男と次男の五代目家長の座を巡る対立が、一家を二分する壮絶なバトルに発展。某巨大宗教の幹部を狙った誘拐勝負で決着をつけるも予想外の結末に―。怒涛の展開、裏切りの心理合戦が手に汗握る!長編犯罪小説。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
小説家。実業家。映画監督。1998年に『血塗られた神話』で第7回メフィスト賞を受賞し、デビュー。“黒新堂”と呼ばれる暗黒小説から、“白新堂”と呼ばれる純愛小説まで幅広い作風が特徴。芸能プロダクション「新堂プロ」も経営し、その活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かずぺん
2
楽しませていただきました。2025/07/15
gun56
2
あくどい事をしている輩を誘拐して身代金をせしめるのを生業にしている祖父、両親、長男、次男、長女の5人家族が、長男次男のどちらを時期リーダーにするかを2組に分かれてカルト教団から身代金を取る事で競わせる。いろんな思惑が絡んで二転三転して最後は大団円やけど、だいぶん無理があって思ったほど面白くなかった。2025/06/28
久遠
1
全体的に軽い印象はあるものの、短めながらムダなくまとめられている良作。映画化とかすればキャスト次第では話題になるかも?2025/05/28
そたか
1
これは読むのに時間がかかってしまった…誘拐業を営む家族、という面白そうな設定なんだけれども、世界観に入り込むことが出来なかった。ストーリーは、悪徳宗教のナンバーワンとナンバーツーを誘拐して、誘拐業の後継ぎを決める、という面白い発想。結末もスッキリ。でもこの家族の続編がでても読まないと思う。2025/05/22