集英社文庫<br> 雌鶏

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集英社文庫
雌鶏

  • 楡 周平【著】
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  • 集英社(2025/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 536p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087447576
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昭和二十九年、ひとりの女性占い師が“ある恨み”を抱えながら、政界と財界を舞台にのし上がっていく姿を描く、激動の昭和史。

内容説明

昭和二十九年。赤坂にある東京最大級のナイトクラブ「ニュー・サボイ」でホステスとして働きだした貴美子は、ただならぬ雰囲気をまとう男・鬼頭清次郎と出会う。先生、と呼ばれる彼に「いつか占い師として生計を立てたい」と告げた貴美子は後日、大邸宅に招かれ―。戦後、高度経済成長に向かう日本の政財界の裏側で、ひとりの女性が“ある恨み”を抱えてのし上がっていく姿を描く圧巻の復讐劇。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
1957年岩手県生まれ。米国系企業在職中の96年に書いた『Cの福音』がベストセラーになり、翌年より作家業に専念する。ハードボイルド、ミステリーから時事問題を反映させた経済小説まで幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

171
楡 周平は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、戦後の昭和史、実際の事件や人物をモデルにした政財界フィクサー復讐譚、エンタメとして楽しみました。最後にタイトルの意味が解りました。CIA恐るべし。 https://bunko.shueisha.co.jp/library/mendori/2025/07/26

いつでも母さん

140
これは松本清張オマージュか?フィクサー鬼頭(ありがち?)に見出され、後継の鴨上と共にのし上がる女・貴美子の復讐物語。戦後日本の混乱期から昭和バブルの政財界を色々復習した感じ。なんだかそこから一歩も成熟していないようなこの国は一体どうなるのだろ(まぁ、それはそれとして)鴨上を失脚させ全てを掌に掴んだはずの貴美子が、かつて自分を裏切った男に復讐する件はそんなにうまく行く?とニヤリとしながら読んだ。圧巻はラスト!雌鶏=貴美子だと思った私・・楡さんにやられちゃった読後感。お見事でした。2025/06/07

KAZOO

98
日本の戦後の様子がよく描かれていると感じました。私は比較的好きな作品でした。若い男女が終戦後に生きるために別れ別れになり、そこに裏社会の大物がからんでいきます。女性の方は、京都の占い師として政治家や実業家の間で有名になり、それによって大物は権力を握っていきます。男性はアメリカ兵を殺したことから大阪に逃げて金融業者として名を馳せます。波乱万丈の面白さで、ロッキード事件がおきて・・・・。ある意味、女性の復讐の物語ですかねえ。2025/05/03

キムチ

65
読後不快感ありと言えども、快打★戦後闇社会の燻りから金権政治の中に蠢く人間絵巻∼底辺でのたうち回り這い上がる一組の男女の恋愛~復讐譚。作者楡氏は経済小説の雄・・数年前まで結構読んできたが。当作品で思い出すのは「雌鶏声高くして・・」の諺。それを念頭にして読むと些かの感あり。眼点を人生訓として読むと因果応報の極みを堪能できる。若い頃、清張にのめって「昭和史発掘」を読み耽り「金環食」で自分に無知な部分を補充した時間があった。風俗的なら黒岩、笹沢のラインだろうが楡氏が志向した方向は何だったろう?帝大法を出て国家 2025/07/13

海の仙人

38
久々の楡作品。戦後間もない混沌の時代、愛する男の罪を背負って服役した女の復讐物語。政財界を裏で操るフィクサーの下でのし上がっていく女。いつその正体がばれるのか、どんな復讐をたくらむのか、息子との出会いはあるのか…。復讐劇の痛快さより、アメリカの属国のような結末でどこか不快な後味が残る。でも面白かった。2025/07/15

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