出版社内容情報
その路地裏に迷い込んだ若者は、首筋から“血”を奪われて死ぬ!? クロロック父娘が、謎に包まれた「吸血」事件の真犯人を追う!
内容説明
こんな世の中、間違ってる!恋も仕事もままならず、貧乏生活を送る峰岸は、夜の路地裏をあてもなくさまよっていた。そんな彼の前に突然現れたのは立派なドア。中に入ると、豪華なステーキとワイン、そして妖しげな美女が彼を待っていて…。クロロックが謎の“吸血事件”の真犯人を追う表題作に加え、「吸血鬼の人生相談所」「吸血鬼の出帳手当」の2編を収録。人気シリーズ新装版、第32弾!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐棚高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞。16年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小梅さん。
10
クロロック親子、今回も大奮闘。 ま、今回はエリカの2人の友人はあまり出てこなくて、そのせいもあってか、シリアス多めな印象。 で、涼子さーん、そこまでの性格でしたっけ???2025/03/10
☆Ruy
6
角川コバルト文庫で発売していてなかなか手に入らなかったけど新装版で出てくれて嬉しい。ずっと思ってるけど継母の涼子はちょっと性格悪い。実の父のクロロックも娘より妻と息子を大事にする。家で味方のいないエリカが不憫。涼子はエリカの後輩で年下で態度デカイし、わがままだし、継母の立場でもエリカに母親らしいことしない。なんか涼子は怪異名所巡りシリーズに出てくるすずめバスの社長と同じ迷惑系で厄介な存在。2025/02/28
小春日和は秋
5
赤川次郎さんの吸血鬼シリーズです、今回も、涼子さんは理不尽です、エリカは頑張っています。2025/02/27