集英社文庫<br> ブレイクニュース

個数:
電子版価格
¥957
  • 電子版あり

集英社文庫
ブレイクニュース

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月31日 04時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087446616
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ある目的のため、女はひとり、立ち上がった。

ユーチューブで人気のチャンネル『野依美鈴のブレイクニュース』。児童虐待、8050問題、冤罪事件、パパ活の実情などを独自に取材し配信。マスコミの真似事と揶揄され、誹謗中傷も多く、中には訴えられてもおかしくない過激でリスキーな動画もある。それでも野依美鈴の魅力的な風貌なども相まって、番組は視聴回数が1千万回を超えることも少なくない。年齢、経歴も不詳で、自称ジャーナリストを名乗る彼女の正体を探るべく、週刊誌記者の真柄は情報を収集し始める。すると以外な過去が見えてきて……。
デジタル社会の現代へ警鐘を鳴らす、SNS時代の新な社会派小説。


【著者プロフィール】
薬丸岳(やくまる・がく)
1969年兵庫県生まれ。2005年に「天使のナイフ」で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞、2017年に短編「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。他の著書に「刑事・夏目信人」シリーズ、『悪党』『死命』『友罪』『神の子』『ガーディアン』『蒼色の大地』『告解』などがある。

内容説明

再生回数一千万回越えを連発する人気チャンネル「ブレイクニュース」をYouTube配信する野依美鈴。派手な身なりで自らリポーターとなり、テレビや雑誌とは違う側面から事件や社会問題を切り取るそのニュースは、世間をざわつかせ、時に批判されながらも、更に再生数を伸ばし注目を集めていく。彼女は一体何者で、その真の目的は何なのか―。マスコミの在り方とSNSの是非を問う社会派ミステリー。

著者等紹介

薬丸岳[ヤクマルガク]
1969年兵庫県生まれ。2005年に少年法をテーマにした『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。16年『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞、17年「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そる

199
現代の問題が多数の社会派小説。YouTubeできわどい投稿を続ける「ブレイクニュース」。物事は片方だけでなく反対側からも見る必要があるが片方だけ見て知った風に意見する人がSNS上、いやリアル社会でもいる。誹謗中傷しなくても噂話や冷徹な目線で相手は気づく。それが極端になると死に追いやることにもなる。多方面から物事を見て真実を知ってから話すようにしたい。「「自分が強いから、優秀だから、人を差別するわけじゃない。自分が弱いから、無能ではないかと怯えているから、人を差別する心が生まれるんじゃないかしら。(略)」」2025/03/16

イアン

133
★★★★★★★☆☆☆現代社会が抱える闇を扱った薬丸岳の連作短編集。美人ジャーナリスト・野依美鈴が企画・出演するユーチューブチャンネル「ブレイクニュース」。炎上すれすれの際どい取材で、冤罪・8050問題・パパ活・ヘイトスピーチなどの当事者に切り込んでいく。テレビや新聞などの既存メディアでは立ち入れない領域に踏み込む美鈴の姿勢は痛快に映る一方で、その胸に秘めたジャーナリズムの原点には昏い過去が横たわっていた…。何が美鈴を突き動かすのか。本作を読み終えた今思うのは、匿名だから許される悪意は存在しないということ。2024/12/27

H!deking

74
いやー今回も楽しませて頂きました。人気YouTubeチャンネル、ブレイクニュースにまつわる悲喜こもごもですね。面白かったことには間違いないのですが、少しだけ一昔前感が気になると言えば気になります。が連載開始は2018年だったんですね。こういう、今を斬るみたいな作品は鮮度が大事ですね。逆に言うとこの数年でSNSとかも目まぐるしく変わってるんだなー。2024/09/09

りゅう☆

70
野依美鈴が配信するYouTube「ブレイクニュース」は大人気チャンネル。美鈴自身がリポーターになり事件や社会問題に切り込む。子供を虐待し怪我をさせた母親。19年も引き籠り続ける男性。痴漢の冤罪で社会から見放された男性。パパ活せざるを得ない女子大生。ヘイトスピーチを続けるシングルマザー。ネットに友人の情報を晒した女性。上司のパワハラを苦に自殺した医師は一人だけでなく…。真実を伝えたことで一歩前に進めることもあれば、誹謗中傷を浴びることもある。SNSの凄さと怖さが押し寄せてくる。なぜ美鈴はブレイクニュースを→2025/04/29

はにこ

69
興味深い内容だった。ネットの闇を感じるね。そんな闇を深く掘っていくブレイクニュース。今の世の中で問題になっていることがテーマになっていた。誰か一方の味方ではなく、平等に真実に迫る。始めはなりふりかまわず取材しているのかと思い、嫌な奴だと思ったけど、その思いの深さに脱帽。また、美鈴がブレイクニュースを始めたきっかけにも驚かされた。映像向きの作品かも。観てみたいな。2025/05/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21992017
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品