出版社内容情報
謎の巨大生物・徘徊者vs.人型徘徊者vs.人類! 絶体絶命の三つ巴大戦の行方は──。近未来SF×バトルファンタジー、シリーズ第2弾。
内容説明
変異から百二十年。少年・リンディは仲間と共に、人類史上初めて謎の巨大生物“徘徊者”の封印に成功する。戦果を聞きつけてウィンズテイルにやってきた研究者たちは、特殊能力を持つリンディらに様々な人体実験を強いる。飽くなき探究心は、さらなる危険な実験へと彼らを駆り立て、とうとう徘徊者よりも恐ろしい敵を呼び覚ましてしまうことに!近未来SF×バトルファンタジー、緊迫の第2弾。
著者等紹介
門田充宏[モンデンミツヒロ]
1967年北海道生まれ。2014年「風牙」で第5回創元SF短編賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本の蟲
12
突如世界中に現れた門と、そこから出現した漆黒のゴーレム《徘徊者》。周囲を《石英の森》に変質させる彼らによって人類文明が崩壊してからおよそ百二十年。ポストアポカリプスSFファンタジー2作目。まんまナウシカという感想を持った前作から、徐々に主人公たちが持つ異界紋の役割、世界の戻し方を調査・考察する本作なのだが…。作者代表作の『記憶翻訳者』シリーズに比べていまいち乗れないのは、主人公が状況に翻弄されるばかりで、年相応に幼いせいか。脇役、周囲の大人にも推せるキャラが見つからないせいか2024/06/19
田口賢二
3
面白かったです。続編に期待しています。2024/07/06
Akko1454
3
2巻で完結するのかなと思ったけど、まだまだ解明されていないことがたくさんある。徘徊者はどこから来たのか、100年前に一体何があったのか……このシリーズが続くといいんだけど。頼みます、集英社さん!2024/05/27
どどんぱー
2
なかなか映像的に良さそうな話。門田さん、いろいろ作風広いようで、面白い。2025/07/09
ぼうず66
2
シリーズの二作目。 というか前作と合わせて一つって感じなのかな? 前巻で積み残した課題をみんなで力を合わせてクリア! 印象深いのは異界紋を刻印された主人公たちが、定められた運命に従うことよりも自らの意思と自らの力で未来を掴んでいこうとすること。 意外にこの展開は新しいんじゃないかな? シリーズ続編にも期待したい😇2025/01/17