集英社文庫<br> しつこくわるい食べもの

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集英社文庫
しつこくわるい食べもの

  • 千早 茜【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087446517
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

いいさ、いいさ、いまくらい好きなものを食べるがいいさ。
驚愕と共感の声がどしどし寄せられた食エッセイ、シリーズ第2弾!

ハンニバル・レクター博士に憧れ、炊飯器を擁護し、要らぬ助言に噛みつき、よく腹を下す。そんな偏屈でめんどくさい食いしん坊作家の自由な日常は、否応なくコロナ禍に侵食されていく。それでも――。あなたとわたしの欲望を肯定する、ひねくれものの力強い応援歌。人気イラストレーター・北澤平祐氏の挿画も多数収録。

【収録内容】
・闇鍋と同じくらいトンカツ屋が怖い…「闇カツ」
・「持たない暮らし」で炊飯器を捨てる人にもの申す…「台所の妖怪」
・人が一心不乱に食べる姿ってエロすぎる…「パフェが一番エロい。」
・緊急事態宣言下のお取り寄せで一線を越えてしまった…「異世界への黒い扉」
・マスク生活は、世界が半分になったみたい…「鼻で食う」 など全35話。
解説:岡田育

著者:千早茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。09年、同作で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞受賞。他の著書に『西洋菓子店プティ・フール』『神様の暇つぶし』『さんかく』『ひきなみ』『赤い月の香り』『グリフィスの傷』、エッセイ集『わるい食べもの』など、尾崎世界観との共著に『犬も食わない』、宇野亞喜良との共著に絵本『鳥籠の小娘』、新井見枝香との共著にエッセイ『胃が合うふたり』がある。

装画・挿画:北澤平祐
装丁:川名潤

内容説明

悪党たちの食卓に憧れ、断捨離にあらがって炊飯器を擁護し、要らぬ助言に噛みつき、よく腹を下す。そんな偏屈でめんどくさい食いしん坊作家の自由な日常は、否応なくコロナ禍に侵食されていく。それでも―。自由の意味さえ変化してしまう世界で、大切なものや好きな時間は変わらないと確認し、愛する食に救われる日々。北澤平祐氏の挿画も多数収録した、異色の食エッセイ集シリーズ第2弾!

目次

悪党飯
闇カツ
よぼよぼ梅旅
台所の妖怪
セリ科がいい
苦い薬
またまた炊飯器
胃腸の敵
菓子争奪戦
「ただいま食事中。」
金針菜、こわい
すすれない
走馬灯パーティー飯
おいしい呪い
冬と羊
旨み爆弾
やんなった
パフェが一番エロい。
フリーダム・オブ・味噌汁
春の昼飯
移動飯
他人の和えたもの
歯がでる
告白します
またいつか、ジム飯
異世界への黒い扉
肝試し料理
日常と非日常
鼻で食う
愛のこじらせ
プールサイドのハンバーガー
あとかた姫
赤い纏
しつこくつきまとうもの

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。小学生時代の大半をアフリカのザンビアで過ごす。2008年『魚神』(「魚」改題)で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。09年同作で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

64
千早茜さんの食のエッセイ第二弾。文庫新刊本が、こんなに面白かったのは久しぶりでした。第一弾より、文章にメリハリが出てきて、美食家として、国際人として、またある時は料理を作る千早茜さんの姿がそれぞれ浮かび上がってきて、作品としての出来ばえは、とてもよかったです。私も千早茜さんの真似をして彼女とのデートで初めて台湾茶を飲んだら、出費がかさんで、破産しそうになり、冷や冷やの危険な経験をしました。また、私は50代ですが、千早茜さんの幼少の経験が自分と重なる点で、私も、まだ若いと自信が持てた読書になりました。2024/05/27

えりまき

14
2025(182)シリーズ第2弾。コロナ禍でのわるたべ。「食べることには正直でいたかった。自立した大人として生きているのだから、食べることくらい自由にしたかったし、その意思が肯定される世の中であれ、と思ってはじめた連載だった。行きたくもない飲み会や形式だけの会食で食べたくないものを食べなくてもいいのだと書きつらねるつもりが、緊急事態宣言下になってみれば、それすら恋しくなる。」 2025/07/28

はるき

13
食に関するエッセイ第二弾。何でもよく食べるが食関連の記憶が薄い私からしたら、驚異の記憶力+想像力である。内容が好きより苦手に傾くのはつまり、嫌いのインパクトの強さゆえなのか?神経質というより、野生動物並みの危機管理意識を感じました。生きにくいようでいて、この方凄くサバイバル体質だと思うなぁ。 2025/07/06

meow3

12
作品からは伺いしれないほどの食へのこだわり! 健啖家というよりはかなりの食いしん坊という言い方の方が似合うかな。とはいえ、彼女らしい苦手な料理や食べ方もあったりしてそのギャップが楽しいエッセイ。旨味爆弾のセリフがよかったなあ、巷のグルメ番組で使用したい言葉だ。2025/07/08

あい

12
食べものを食べるときのシチュエーションも大事だと思う。学生時代から誰と一緒にお昼ご飯を食べるか問題にはしつこく付き纏われている。今でもそうだ。会社に行くだけでも疲れるのにもう放っておいて欲しいと思っていた。「飯の時ぐらい、自由にさせてほしい、なんて、なにをお願いしてしまっているのだ。人が勝手に決めた区切りにふりまわされなくていい。」この文章にハッとさせられたし、この文章に出会えて良かったと思った。2024/09/23

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