集英社文庫<br> エンド・オブ・ライフ

個数:

集英社文庫
エンド・オブ・ライフ

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月31日 22時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087446333
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

全国の書店員が選んだ
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞」受賞作

ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。
2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。


「命の閉じ方」をレッスンする。

200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。
残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。
在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。
私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。


佐々涼子(ささ りょうこ)
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。
日本語教師を経てフリーライターに。
2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。
2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など数々の栄誉に輝いた。
2020年、『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)で第3回Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞を受賞。

内容説明

死ぬ前に家族と潮干狩りに行きたい―。死にゆく人の望みを献身的に叶える医師と看護師がいる。その一人、訪問看護師の森山文則は、自身がステージ4のすい臓がんであることを知る。「看取りのプロ」は病とどう付き合い、死とどう折り合いをつけるのか。著者は、自らの母の病気とその看病をする父の話を交え、死を迎える人と寄り添う人を活写する。終末期のあり方を問うノンフィクション。Yahoo!ニュース 本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞受賞作。

目次

二〇一三年 今から六年前のこと
二〇一八年 現在
二〇一三年 その2
二〇一八年
二〇一三年 その3
二〇一三年 その4
二〇一三年 その5
二〇一九年
二〇一三年 その6
二〇一九年
二〇一三年 その7
二〇一四年
二〇一九年

著者等紹介

佐々涼子[ササリョウコ]
1968年生まれ。神奈川県横浜市出身。早稲田大学法学部卒業。日本語教師を経てフリーライターに。2012年『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で第10回開高健ノンフィクション賞、20年『エンド・オブ・ライフ』で第3回Yahoo!ニュース 本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

97
死にゆく人々の望みを献身的に叶える渡辺西賀茂診療所、そこには献身的な訪問介護に取り組む医師と看護師がいる。その一人、訪問介護師の森山文則は、ステーズⅣのすい臓がんがであることを知る。「看取りのプロ」は、自分の病とどう付き合い、死とどのような向き合い、死を迎えるのか。佐々涼子は、彼と深い結びつきを通して真摯に向き合うことになる。自らの母親の病気とその看病を献身的のこなす父親の 話と、死を迎える人と寄り添う人々の姿、淡々と忠実に描く。内容は辛いが、避けて通れぬ僅々の課題、読んでいて少し気持ちが楽になった。2025/03/12

saga

62
最初の、すい臓癌末期の主婦の話で思った。だめだ、職場や移動中などの人前では読めない。家でじっくり涙を流しながら読もう。在宅医療を行う診療所の森山看護師にすい臓がんが見つかったところから、2013・14年と2018・19年の出来事を交互に描く。前者は診療所で扱った様々なケース、後者は森山氏の変化。森山氏から依頼された看護学生向け教科書は、彼の癌に対する一見後ろ向きな姿勢のために遅々として進まない。しかし、彼が最期を迎えようとしている時、そこには終末期の理想の生き方があったことに心打たれた。2024/06/30

はっせー

58
本書は終末期医療にフォーカスしたノンフィクション。密着したのは、訪問看護を行う看護師の森山文則さん。 本書の序盤で明かされますが、森山さんも2019年にステージIVのすい臓がんであることを知る。それでも森山さんは体調がいい時は訪問看護をしていた。本書の構成としては①森山さんがガン告知される2019年②佐々さんが森山さんや訪問看護の診療所に密着した2013年。この2つを章ごとに話が展開される。本書を一言で例えるから 「人生の千秋楽」ではないかと思う😊2025/04/17

@nk

56
著者の友人の現在が、数年前の医療現場の描写に挟まれつつ、語られる。その現場での看護師の1人が、その著者の友人でもある。/寿命の縮まる可能性が高くとも、患者の意思を尊重した判断をすること。治療と延命。そして緩和ケア。著者の親族の介護にまで触れながら、ひたすらに「生きること」が書かれていた。/誰も知らないことが必ず誰にでもおとずれる。そこにしっかり対峙してこそ、自分と向き合って生きることができる。看取る人は死にゆく人へ拍手を贈り、この世に留まる人それぞれの心には、残された時間を生き続けるための何が託される。⇒2025/01/08

こばまり

46
医療従事者が当事者となった時、少なくとも一定期間、医療から遠ざかるという気持ちも分かる気がする。時間、仕事、お金、時に人間関係、そして命。病気はあなたから色々奪っていくけれど、あなたという人は最期まで奪われない。そんな社会にしたい。2025/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21894179
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品