出版社内容情報
名古屋のおから猫神社にやってくるのは、出世したい町奉行や北斎をもてなす書林の主。はたして願いは叶うのか。ユーモア歴史小説!
内容説明
名古屋城の南にある「おから猫神社」。猫神様に願いを叶えてもらおうと、今日もさまざまな事情を抱えた人がやってくる。葛飾北斎が名古屋入りすると聞き、ひと儲けしようと考える書林の主。「いとうさん」と呼ばれる呉服店で働くことになった、元武士の妻。納屋橋を西洋風に架け替える仕事を任された青年…。みんなの願いは叶うのか?人々の想いと歴史が織りなす、傑作ユーモア時代小説!
著者等紹介
西山ガラシャ[ニシヤマガラシャ]
1965年名古屋市生まれ。2015年『公方様のお通り抜け』で第7回日経小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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み
16
新刊棚で見かけて、ジャケ読みした作品、初読みの作家さん。おから猫に神頼みなんて、好みの設定なのに、ちと楽しめずでした。残念なり。2024/04/21
KEI-ḡ
8
尾張名古屋を舞台に、願い事が叶うと言われるおから猫神社に集いし人々の物語。江戸時代モノで名古屋舞台の作品は割と珍しいと思います。 江戸時代中期〜明治の物語が各章で展開されますが名古屋で実際起きた事件をモチーフにしているらしく名古屋の歴史も追えます。2024/04/23
おうさま
2
ご当地もので面白かった。上前津や大須界隈を散策して 「おから猫神社」を探してみたくなりました。 「見つけたらどんな願い事をしようかな」なぁーんてことを読了後に思ってしまう、そんな一冊。 2024/03/26