集英社文庫<br> 我が友、スミス

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集英社文庫
我が友、スミス

  • 石田 夏穂【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087446272
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【第166回芥川賞候補作】
【第45回すばる文学賞佳作】

前代未聞の筋トレ小説、誕生!

「別の生き物になりたい」。
筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、
O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、
本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには
筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。

鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、
職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、
母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。
モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。
彼女が決勝の舞台で取った行動とは?
世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作。

【著者略歴】
石田夏穂(いしだ・かほ)
1991年、埼玉県生まれ。東京工業大学工学部卒。2021年『我が友、スミス』が第45回すばる文学賞佳作となり、デビュー。同作は第166回芥川龍之介賞候補にもなる。22年『ケチる貴方』で第44回野間文芸新人賞候補。23年『我が手の太陽』で第169回芥川龍之介賞候補、第45回野間文芸新人賞候補。『ケチる貴方』で第40回織田作之助賞候補。

内容説明

Gジムに通う会社員・U野は、トレーナーからボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには「女らしさ」も必要だった。それって筋肉美とは関係ないよね?と、モヤモヤした思いを抱えたまま迎えた本番当日。彼女が決勝の舞台で取った行動とは―。前代未聞の筋トレ小説!第166回芥川龍之介賞候補作。第45回すばる文学賞佳作。

著者等紹介

石田夏穂[イシダカホ]
1991年、埼玉県生まれ。東京工業大学工学部卒業。2021年『我が友、スミス』が第45回すばる文学賞佳作となり、デビュー。同作は第166回芥川龍之介賞候補にもなる。22年『ケチる貴方』で第44回野間文芸新人賞候補。23年『我が手の太陽』で第169回芥川龍之介賞候補、第45回野間文芸新人賞候補。『ケチる貴方』で第40回織田作之助賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kanonlicht

26
芥川賞候補作となった筋トレ小説。比較的地味な会社員女性が、有名トレーナーとの出会いをきっかけにボディ・ビル大会出場をめざす。ただそれには筋肉以外の「美」が求められ…。ボディ・ビルのことは詳しく知らないけど、気の向くままやっていた趣味がこなすべき課題になっていく過程が、主人公のモノローグで丁寧に描かれていて、「わかる!」と膝を打った。女らしさ、ルッキズム、価値観の違いなどいろいろと考えさせられる内容。でも単純に(異色の)スポーツ小説として楽しめた。2024/03/30

qoop

6
ジェンダーという社会性に絡め取られた個人の身体。女性性を削ぎ落とすように身体を鍛え、筋肉を増強し、社会的所与の対象たる自己を超え出ようとあがき続ける主人公は内省的/閉塞的だが、それはしかし、自己防衛の為に肉体を要塞化するという超-積極性の表徴だろう。外見へのこだわり抜きに成立しないため単純な反ルッキズムではなく、女性性を反転させたマスキュリニティの獲得を求めている訳でもない。個としての自己を実現しようとする、孤独な戦いの記録。2024/04/20

うさぎや

6
ボディビルなのに、身体で勝負する世界なのに、なぜ女らしさが必要なのか。本当にそう思う。だからこそ主人公がステージ上で最後に取った行動にスカッとさせられる。やりきった!という感じ。2024/03/24

黒猫堂▽・w・▽

3
自己流で筋トレに励んでいた女性がボディビルの大会へ出るよう誘いを受け本格的なトレーニングを始める。しかし女性のボディビルダーはただ筋肉を鍛えるだけでは駄目で髪の毛を伸ばしお肌を焼きしかもツルツルスベスベにしネイルにメイク、ハイヒール姿を求められ、過剰に女性らしさをアピールしなければならないらしいのだ。主人公U野は尊敬する先達たちに助言を受けつつも普段の自分の姿とは異なる装いを求められる女性ボディビル大会への違和感を募らせていく…2024/04/04

ちかこ

3
筋トレしてる人がよく言う「筋肉は裏切らない」を思い出した。 筋トレもよく聞く言葉だしボディービルも聞いたことはあるけれど、筋トレよりは少し自分には遠い話で。 こーいう大会に出る人達の大変さってのがよく分かった。 2024/03/29

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