集英社文庫<br> 命とられるわけじゃない

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集英社文庫
命とられるわけじゃない

  • 村山 由佳【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087445749
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

村山由佳の猫エッセイ!
『猫がいなけりゃ息もできない』で愛猫〈もみじ〉を看取ってから1年。
平成最後の春におきた奇跡的な出会いのドラマと、50代からの幸せの形に胸がふるえる。

【内容】
父、愛猫に続いて、確執の深かった母を亡くした著者。その母の葬儀で、1匹の猫と出会う。小さなその猫が、止まっていた時間をふたたび動かし……。

「〈後悔〉と〈愛惜〉とは別のものだ」
「愛情は、限られた食糧ではない」
「冷静に考えれば、年を重ねてから楽になったことのほうがずっと多い」
「譲れないことも、許せないことも、人生に一つか二つあれば充分」
「どれほどしんどく思えても、生きてゆく途上で起こるたいていのことは、そう――とりあえず、〈命とられるわけじゃない〉のだ」

など、経験からつむぎだされた優しい箴言も随所に光る。今がしんどい人、老いゆく心身に向き合う人、大切なものを失った人、親との関係に悩む人、そして猫を愛するすべての人に贈る1冊。

愛らしい猫たちや美しい軽井沢の写真を、カラー口絵と本文にたっぷり収録。
味わい深い著者直筆コメントも必見!

著者:村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。立教大学卒業。 93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ─』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。『ミルク・アンド・ハニー』『猫がいなけりゃ息もできない』『もみじの言いぶん』『晴れときどき猫背 そして、もみじへ』など著書多数。

内容説明

大好きな父、最愛の猫“もみじ”、そして確執のあった母。三年続けて見送った平成最後の春、母の葬儀を前に現れたのは、一匹の小さな猫だった。見た目は全然違うのに、なぜか“もみじ”そっくりなその猫との出会いが、止まっていた時を再び動かし…。「どれほどしんどく思えても、“命とられるわけじゃない”のだ」。猫と亡き父に教わった優しい気づきと、愛すべき猫たちに心洗われる大人気エッセイ!

目次

1 雪も桜も舞い落ちて(心の穴ぼこ;長い散歩;三度目の;春にゆく;生活の実感;対面)
2 別れが出会いを連れてくる(再会;もの言う瞳;なつかしい重み;お願い;神さま;うちの子に;命名;もみじのおかげ;もみじのしわざ)
3 偶然という名の(説明のつかないこと;“後悔”と“愛惜”;愛情は限られた食糧ではない;執筆と庭いじりと;平成最後の日)
4 人の子のかわりでなく(令和最初の日;難産;二匹目;三匹目;きっと、いたずら;再び、命名;母性神話と猫)
5 愛を注ぐ器(「ま、ええではナイカ」;生きものとの契約;命とられるわけじゃない)

著者等紹介

村山由佳[ムラヤマユカ]
1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞を受賞。21年『風よ あらしよ』で第55回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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3
長い間 確執のあった母を亡くした春、葬儀を前に出会った1匹の小さな猫。無条件に甘えてくるその猫は、ちょうど1年前に見送った最愛の愛猫"もみじ"を彷彿とさせた。見た目はまったく違うのに、仕草や雰囲気に自然と"もみじ"を重ねてしまう。著者の3人目の夫となる"背の君"や親戚たち、動物病院の院長先生、それから先住の猫たちとのほんわかするやり取りを描くエッセイ。独特の感性のようで、皆の心にシンクロしてくる ワガママだけど精一杯一生懸命な気持ちが伝わるお話は暖かい。2024/04/04

うさぎや

2
新たな猫、お絹登場……かと思ったらさらにその子供まで!?2024/01/17

まちゃ

1
もみじちゃんと似て非なる猫を家族に迎え入れる過程を読むとやはり縁なんだなーと思わされる。 私もかのんに似た子を迎えようかと里親募集を見るがいやいや違うだろうと画面を閉じる毎日を過ごす。 いつか作者みたいに、見た目は全く異なるけれどかのんのように唯一無二の子と会えるかもしれないと希望が出てきた。2023/12/09

はるじん♪

1
父、もみじ、母とたて続けに亡くした村山由佳。ぽっかりとあいた穴を埋めてくれたのは、お絹ちゃんとその子どもたち、令和生まれの朔とフツカ。背の君と7にんの猫たちとの暮らしはとても幸せそう。タイトル『命とられるわけじゃない』は、大抵のことはそうだろうけれど、コロナ経験の今となっては、簡単にとられることもあるんだなと思う。2023/12/06

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