出版社内容情報
湖に転落した高校生のナギは、獣人の姿で目覚める。美しい異界の地・サライに潜む、恐ろしい秘密とは? 魂震える冒険ファンタジー!
内容説明
湖に転落した女子高生のナギは、人と獣のまじりものの姿で目覚める。岩牢に囚われた彼女を救ったのは、紺碧の瞳をした少年。元の生活に戻ることを願い、共に都を目指すが…。煌めく星の海。空を翔ける翠竜。美しい異境の地には、恐るべき“秘密”が眠っていた。交錯する人々の思惑は、やがて国の存亡を懸けた戦いに発展し―。その時、ナギが選び取る運命とは。魂震える、冒険ファンタジー。
著者等紹介
佐藤さくら[サトウサクラ]
福岡県生まれ。2015年『魔導の系譜』で第1回創元ファンタジイ新人賞の優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
遠足中に友人と湖に転落し、なぜか人と獣のまじりものの姿で一人目覚めた女子高生のナギ。岩牢に囚われていたところを紺碧の瞳をした少年サージェに救われ、元の生活に戻るために二人で都を目指すファンタジー。虐げられる絶望から救われ、元の姿に戻って帰るためには王都にいる見師が必要であるために、サージェと一緒に王都を目指すナギ。癒やされるまでに時間も必要だった彼女が、美しい異郷の地に眠る秘密を知り、様々な思惑が交錯する中でサージェとともに国の存亡を懸けた戦いに巻き込まれ、これからどんな出会いが待っているのか楽しみです。2023/10/19
ネロ
7
うーーん…読むのにかなり時間がかかってしまいました。面白いかどうかと言われると…イマイチかもしれません。読みやすい文章だしイラストも合ってるし、設定や世界観も面白いんだけど、妙に入り込めなくて。キャラクターが誰も好きになれなかったからかな。確かに十二国記を彷彿とさせる、というかかぶりすぎていろいろ比べてしまいますね。それ故全てが中途半端に思えて…クライマックスのナギとサージェの邂逅くらいしか見どころがなかったな…。でももしかしたら面白くなるのかもしれない、という期待もあり次巻が出たら読みます笑2023/12/27
ウォーカージョン
3
うーむ。設定は面白そうだったけど。十二国記で山月記。暗くて説教臭くて、その上キャラに感情移入できず。ワクワクしなかったというか、なんというか。2024/05/26
外道皇帝
3
狼の左腕とドラゴンの両足を持つまじりものとして忌み嫌われ、鉱山で働かされる奴隷として転生した女子高生の数奇な運命。他人の犠牲の上に成り立つ人生の意味を問う真面目なファンタジー。相変わらずこの作者の作品は面白いなあ。2024/05/17
万論
1
確かにね、十二国記を彷彿させる。ジクジクした感じがこちらの方が少ない。割とあっさりと進んでいる。2023/10/08