出版社内容情報
'91~’94年にTBSモスクワ支局で見た大国ロシアの実態を綴った記録。’22~’23年の戦時下のウクライナ、ロシア訪問記を追加収録。
内容説明
1991年から94年、ソ連崩壊前後の激動の時代をTBSモスクワ支局特派員として過ごした著者が見たロシアの実態、そこに生きる人々との交流を書簡と日記形式で綴る。そして時は流れ、2022年ロシアはウクライナに侵攻する。開戦直後にウクライナを訪れた際の日記、22年~23年の年末年始にモスクワを訪れた際の記録を追加収録。著者の体験を通し、「大国ロシア」とそこで暮らす人々の本質に迫る。
目次
1991(これが社会主義というものさ 1991年6月;一体何が豊かさなんだろうね? 1991年7月 ほか)
1992(すべて夢候よ 岡田嘉子さん逝く 1992年2月;DO THE RIGHT THING 1992年3・4月 ほか)
1993(トルコにおける「ナターシャ」の問題、あるいはヴィソツキーの叫びは止んだか? 1993年1月;バルトは前進する、あるいは、停滞と変化 1993年2月 ほか)
1994(クリントンを「民主主義の伝道師」として迎えたロシア人のプライド、または卑屈 1994年1月;セミパラチンスク、45年目の悲惨/夢か真か、ルツコイらの生還 1994年2月 ほか)
補章 ウクライナより愛をこめて(2022‐2023)(あれから30余年後に;ウクライナより愛をこめて(2022年2月‐3月) ほか)
著者等紹介
金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
ジャーナリスト。早稲田大学大学院客員教授。沖縄国際大学非常勤講師。1953年北海道旭川市生まれ。77年TBS入社。以降同局でモスクワ支局長、ワシントン支局長、「筑紫哲也NEWS23」編集長、報道局長などを歴任。2010年より「報道特集」キャスター。22年9月でレギュラー退任。以降同番組の「特任キャスター」に。04年度ボーン上田記念国際記者賞受賞。22年度外国特派員協会「報道の自由賞」受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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