集英社文庫<br> カム・ギャザー・ラウンド・ピープル

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集英社文庫
カム・ギャザー・ラウンド・ピープル

  • 高山 羽根子【著】
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  • 集英社(2023/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 200p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087445596
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第161回(2019年上半期)芥川賞候補作
高山羽根子『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』

おばあちゃんは背中が一番美しかったこと、下校中知らないおじさんにお腹をなめられたこと、自分の言いたいことを看板に書いたりする「やりかた」があると知ったこと、高校時代、話のつまらない「ニシダ」という友だちがいたこと……。大人になった「私」は雨宿りのために立ち寄ったお店で「イズミ」と出会う。イズミは東京の記録を撮りため、SNSにアップしている。映像の中、デモの先頭に立っているのは、ワンピース姿の美しい男性、成長したニシダだった。
イズミにつれられてやってきたデモの群衆の中、ニシダはステージの上から私を見つけ、私は逃げ出した。敷き詰められた過去の記憶とともに、私は渋谷の街を思い切り走る、ニシダにつかまらないように。

【著者略歴】
高山羽根子(たかやま・はねこ)
1975年富山県生まれ。2010年「うどん キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作を受賞し、デビュー。2015年、短編集『うどん キツネつきの』が第36回日本SF大賞最終候補に選出。2016年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞を受賞。2019年「居た場所」で第160回芥川龍之介賞候補。「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」で第161回芥川龍之介賞候補。

内容説明

おばあちゃんは背中が一番美しかったこと、下校中知らないおじさんにお腹をなめられたこと、高校時代にニシダという話のつまらない男友だちがいたこと。小さな記憶を積み重ねて大人になった「私」は縁あって東京を記録する映像作家のイズミと知り合う。彼女がSNSにあげた映像の中、美しいピンクのワンピース姿でデモの先頭に立っていたのはあのニシダで―。表題作を含む4作を収録。

著者等紹介

高山羽根子[タカヤマハネコ]
1975年富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。2010年「うどんキツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作を受賞しデビュー。16年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞、20年「首里の馬」で第163回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YO)))

12
集中巻末の『マンディリオンの犬』が特に良かった。 嘗ても今も人々と共にいた・いる犬たち。 彼らに纏わる場所や人々の記憶の結実としての像・形─或いは奇跡の結実としてのイコン。 形あるものの補集合としての宇宙。2023/09/06

Decoy

3
独特な味わいを持った4作品。表題作が、特に良い。話がポンポン飛んで、一見散漫な印象を受けるが、どうもあえて採った手法で、ベースに忘れたい・無かったことにしたい記憶が潜んでいることが何となく見えてくる。この「何となく」の匙加減に、巧さを感じた。2023/12/30

のじ

3
帯にひかれて買ってみたけど、4編のうちそとっかわの2編はとにかくわからない。どことどこがどうつながっているのか、この人とこの人の関係性はどうなっているのかとか。3つめの「透明な街のゲーム」がそんな中では独特の空気感を持っていてよかったかも。全体にとにかくむずかしかった。2023/09/20

ぴちゃん

2
表題作が良すぎた。 主人公は細かいことは気にしないような雰囲気の女の子。ただ生まれてからはいわゆる肥満児だった。 普通に生きてきたはずなのに、地層のように積み重なる性被害の経験。主人公は女としての問題を解決した背中の綺麗なおばあちゃんを羨ましく思っていたのだろうか。主人公が失踪する渋谷の街がリアルで自分も一緒に走っている感じがした。 許すか許さないかは自分で決めるから、謝って勝手にほっとしないでほしい。2023/08/23

ぱーぷる・ばんぶー

1
4編の短編集。幼少期からの秘められた思い出の積み重ねがラストにつながっていく表題作がよかった。タイトルはボブ・ディランの「時代は変わる」の原題。 2023/09/06

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