出版社内容情報
人間という絶対的なリーダーがいなくなった新宿で、血を血で洗う抗争の火蓋が切られる。史上初、犬が主人公の任侠小説!
内容説明
時は2035年。6年前に新型殺人ウイルスが全世界を襲い、人口が激減。日本では、感染源の新宿がゴーストタウンと化し、大量の飼い犬が野良犬となる。人間の代わりに街を支配するようになった彼らは、犬種の垣根を越えて群れで活動するように。しかし、次第にファミリー同士の覇権争いへと発展し―。暗黒の街で血で血を洗う抗争の火蓋が切られる。史上初、犬が主人公の任侠小説。爆笑と感動の一冊!
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
小説家。実業家。映画監督。1998年に『血塗られた神話』で第7回メフィスト賞を受賞し、デビュー。“黒新堂”と呼ばれる暗黒小説から、“白新堂”と呼ばれる純愛小説まで幅広い作風が特徴。芸能プロダクション「新堂プロ」も経営し、その活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
72
本当は"読んだ本"ではなく、途中で"読むのを止めた本"です。犬の命をあまりにも粗末に扱っていて、読むのが嫌になりました。2024/08/30
優希
31
犬による犬のための任侠小説。2023/11/17
ぽろん
28
半分まで読んでリタイア致しました。犬を擬人化しての、果てしない殺し合い。気分が悪くなるほど。もう、読んでいられない。私には合いませんでした。2024/01/20
hannahhannah
8
新堂冬樹が贈る犬バトル物語。2035年、殺人ウィルスが蔓延して9年の新宿。無人となった新宿は複数の犬のファミリーが牛耳っていた。ユーモラスな場面も多いが、犬同士の戦闘はハードコア。闘犬ファミリーの土佐犬組長とピットブル特攻隊長の凶暴っぷりが凄い。熱い場面もあり、最近の新堂作品の中では良作でした。2023/10/14
kthk arm
4
2025年26冊目。人間がいなくなった世界で繰り広げられる血なまぐさい犬同士の抗争。決して児童向けではないし、捧腹絶倒でもないw2025/03/09