集英社文庫<br> 逆ソクラテス

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集英社文庫
逆ソクラテス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087445329
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【2021年本屋大賞ノミネート作】
【第33回柴田錬三郎賞受賞作】

敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!

逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。

【著者略歴】
伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『重力ピエロ』『終末のフール』『残り全部バケーション』『クジラアタマの王様』『ペッパーズ・ゴースト』、阿部和重氏との合作『キャプテンサンダーボルト』などがある。

内容説明

「敵は、先入観だよ」学力も運動もそこそこの小学6年生の僕は、転校生の安斎から、突然ある作戦を持ちかけられる。カンニングから始まったその計画は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。はたして逆転劇なるか!?表題作ほか、「スロウではない」「非オプティマス」など、世界をひっくり返す無上の全5編を収録。最高の読後感を約束する、第33回柴田錬三郎賞受賞作。

著者等紹介

伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞、20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

355
小学生が主人公の短編集。『逆ソクラテス』『スロウではない』『非オプティマス』『アンスポーツマンライク』『逆ワシントン』タイトルからして興味をそそられる。小学生の狭い世界の中でここまで話を膨らませ、大人のこちらがはっとさせられ、自分の小学校時代を思い出しながら楽しく読めるのは凄いと思う。小学校時代の担任の発言は子供は正しいと信じがちだし、よく覚えているし、大きな影響を与えると思う。表題作の久留米先生みたいなのに当たったら主人公と同じ行動を取れる子がどれだけいるかな?2024/01/10

そる

239
伊坂作品はエンタメでおもしろいけど言いたいことは特にない、みたいな話が多い印象だったが、これはメッセージ性があって心に響く。小学生が主人公の短編集だけど大人を子供の視点で成敗したり大人の背中を見て学んでいたり、すっきりほっこり清々しい感じ。あとがきとインタビューも良い。「僕はそうは思わない」流行語になるかも笑。「「俺たちは、誰かの影響を受けずにはいられない。自分がどう思うかよりも、みんながどう思うかを気にしちゃう。君は、ドクロマークがダサいと言われたら、そう感じずにはいられないし、もう着てはこられない」」2024/11/30

ニカ

231
小学生達が主人公の短編集。どの話しも面白い。伊坂さんもインタビューで言っていたけど、この本は大人が読んでも「ハッ」とさせられる言葉が書いてある。自分の好きなものを否定された時、心の中で「僕はそう思わないけどね」って思うのは目から鱗だった。2023/12/13

みこ

230
小学生を主人公とし、先入観の危うさをテーマにした短編集。例によって一見独立した各話がほんのちょっとだけつながっている。主な舞台が小学校でも伊坂節は健在で「ゴッドファーザー」ごっこをする子供二人の会話とか、表題作「逆ソクラテス」の壮大なプロジェクトはいかにも伊坂作品を読んでいると実感する。中でもラスト五行で最高の読後感を与えてくれた「アンスポーツマンライク」がお気に入り。磯憲と謙介を同一人物と感違いして読んでしまったことはご愛嬌ということで。2023/07/27

里愛乍

225
世界一ピュアな人類が、濁りまくった理不尽な社会に疑問を投げかける。こんなにも彼らに共感しかつ爽快になれるなんて、まだまだ私たち大人は大切な物だけは大事に出来ているのかも。明らかにおかしいや間違ってるが蔓延ってる世の中で「僕はそうは思わない」と思えること、この自然発生は無くさずにいたいわけで。それにしても改めてサブタイトルが秀逸すぎる。表紙イラストもお洒落だし完璧な一冊だなとつくづく思う。2024/03/27

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