出版社内容情報
元火盗改方与力の祖父と麻布狸穴町で暮らす結寿が、八丁堀同心の妻木道三郎とともに、界隈で巻き起こる事件の謎を解き明かす大人気シリーズ。
妻木への初恋を胸の奥にしまい、御先手組の小山田家へ嫁いだ結寿。やがて夫の万之助と心を通わせあい、娘の香苗が誕生。ところが、予期せぬ出来事が婚家を襲う。
辛い別れを経て狸穴町へ帰った結寿。懐かしい人々との穏やかな毎日が始まるかと思いきや、かつてのように、妻木とともに様々な事件の解決に走り出すことに。押し込み騒動、花魁殺し、子攫い……。罪に苦しむ人々の心を解きほぐすうちに、結寿自身の心にも変化の時が訪れて――
【著者略歴】
静岡市生まれ。上智大学英文学科卒業。1996年「眩惑」でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、2007年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、2018年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。「きりきり舞い」や「お鳥見女房」シリーズの他、『尼子姫十勇士』『帰蝶』『梅もどき』など著書多数。
内容説明
御先手組与力溝口家の娘・結寿は、祖父の世話を口実に狸穴の隠居所で暮らしていた。同心の妻木と界隈で起こる不思議な事件の謎を解く内、想い合う仲に。だが身分違いと諦めて、親が決めた与力の小山田家へ嫁ぐ。穏やかな日々だったが、盗賊騒動の失態で、家は無役の小普請に降格。さらに夫が…。皆の幸せを願って難題を解決してきた結寿が自分のために選んだ道は!?切なくも温かい人情時代小説。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
静岡市生まれ。上智大学英文学科卒業。1996年「眩惑」でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞を受賞。07年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豆乳くま
ジュール
Satochan
kmzwrs5781
こけこ