出版社内容情報
欲望渦巻く後宮で女御に取り入って暗躍する妖しい尼とその娘たちの狙いとは。美貌の陰陽師見習い・一条の出生の秘密が明らかに!?
内容説明
久継との闘いで傷心の夏樹。朋輩と狩りに出かけるが気分が晴れない。そのころ、男女の仲を取りもつ力があるという美しき尼僧と娘たちが御所に現れる。帝の寵愛を得たい承香殿の女御に召し抱えられた彼女たちの正体は…。一方、一条のもとに故郷からの文が届いたのをきっかけに、夏樹は彼の過去を知ることになってゆく。摂理を曲げ、冥府から甦った対価を一条が支払う時がついに訪れるのか!?
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。著書多数。また、瀬川ことび名義での著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
86
前作の対決の後遺症となっている主人公と、まだ黄泉からの帰還からあまり回復しない陰陽師の弟子がいる中で馬頭鬼のあおいだけはいつも通りハイテンションです。その弟子に父親が重い病気にかかっているとの手紙が来て主人公と父親のもとに赴いたりします。さらに宮中に尼さんと三人の娘が登場して話がややこしくなります。実は陰陽師の母親なのですがその正体は・・・・。やはり安倍晴明の若いころだったようですね。主人公もその娘の一人に惚れられますが最後はどうにか普段の生活に戻ります。2024/01/11
tomtom
17
一条の生まれが分かるけど、母親が思っていた以上に怖い人だった。一条がそちら側に行かなくてよかった。あおえが出てくると和むので、二人が邪険に扱わないでいて欲しい。続きも早く出して欲しい。2023/06/08
きょん
11
一条の出生の秘密と怪しげな尼&その娘たち登場で不穏な雰囲気に。2023/01/21
Hugo Grove
9
再読2023/04/06
Hugo Grove
7
読了2023/02/23