出版社内容情報
長兵衛の女房お蝶の機転で、盗賊一味が捕まる。逆恨みをした残党の魔手がお蝶に迫り……。毒婦に狙われた長兵衛の危機！ 時代小説シリーズ第4弾
内容説明
江戸で人材斡旋業を営む幡随院長兵衛。ある日、女房のお蝶が、見知らぬ男から、“お紺さん”と声をかけられる。“二十日の首尾”と告げられたことを不審に思った長兵衛夫婦は、同心の河下に注進。やがて、大店に押し込んだ盗賊一味が捕縛され、首領は獄門となった。その後、お蝶が狙われるようになり…。恋女房を護るため、盗賊残党を探る長兵衛が、命がけの闘いに挑む！粋な男の活躍を描く痛快時代小説。
著者等紹介
小杉健治［コスギケンジ］
１９４７年東京都生まれ。８３年、データベース会社に勤務の傍ら執筆した『原島弁護士の処置』で、第２２回オール讀物推理小説新人賞を受賞。８８年『絆』で第４１回日本推理作家協会賞、９０年『土俵を走る殺意』で第１１回吉川英治文学新人賞を受賞。時代小説も含め、著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Tatsuhito Matsuzaki
9
江戸で女房のお蝶と口入れ屋を営む九代目幡随院長兵衛が、世に蔓延る悪を懲らしめる痛快時代小説 第４弾。 斬首獄門となった盗賊の首領の情婦と見間違われたことが発端で、お蝶が狙われる羽目になり、これを護るために長兵衛が盗賊の残党等と決死の闘いに…。 本シリーズの売りは、長兵衛の活躍シーンですが、年上女房のお蝶には完全に主導権を握られているところが、ある意味もうひとつの魅力となっています。 #お紺 #お蝶 #逆恨み #獄門 #斬首 #幡随院 #親分 #侠客 #今日の一冊 2023/05/14
犀門
2
No.037★★★★★正に理不尽な逆恨み…。しかしそれも分からぬではない、が、やはり無理がある💦。長兵衛が憧れていた天田屋の彦太郎の裏の顔ったら…😡。2023/05/24
goodchoice
2
幡随院長兵衛シリーズの4作目。今回は妻のお蝶を守ろうとする長兵衛を中心に話が展開する。なかなか楽しめる。2023/04/18
ササ
1
今回もまた長兵衛の侠気と、妻のお蝶の心意気が冴え渡る回でした。いつの時代も妬み嫉みが心を蝕んでしまうのね。2023/07/15
