集英社文庫<br> アタラクシア

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集英社文庫
アタラクシア

  • 金原 ひとみ【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443837
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【第5回渡辺淳一文学賞受賞作】

望んで結婚したのに、どうしてこんなに苦しいのだろう――。

最も幸せな瞬間を、夫とは別の男と過ごしている翻訳者の由依。
恋人の夫の存在を意識しながら、彼女と会い続けているシェフの瑛人。
浮気で帰らない夫に、文句ばかりの母親に、反抗的な息子に、限界まで苛立っているパティシエの英美。
妻に強く惹かれながら、何をしたら彼女が幸せになるのかずっと分からない作家の桂……。

「私はモラルから引き起こされる愛情なんて欲しくない」
「男はじたばた浮気するけど、女は息するように浮気するだろ」
「誰かに猛烈に愛されたい。殺されるくらい愛されたい」

ままならない結婚生活に救いを求めてもがく男女を、圧倒的な熱量で描き切る。
芥川賞から15年。金原ひとみの新たなる代表作、誕生。

【著者プロフィール】
金原ひとみ(かねはら・ひとみ)
1983年東京生まれ。
2003年『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。
04年、同作で第130回芥川賞を受賞。
ベストセラーとなり、各国で翻訳出版されている。
10年『TRIP TRAP』で第27回織田作之助賞を受賞。
12年、パリへ移住。
同年『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
18年、帰国。
20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞を受賞。
21年『アンソーシャルディスタンス』で谷崎潤一郎賞を受賞。

内容説明

最も幸せな瞬間を、夫とは別の男と過ごす翻訳者の由依。浮気する夫や文句ばかりの母親、反抗的な息子に、限界まで苛立つパティシエの英美。妻に強く惹かれながらも、何をしたら彼女が幸せになるのか分からない作家の桂…。望んで結婚したはずなのに、どうしてこんなに苦しいのだろう―ままならない結婚生活に救いを求めもがく男女を、圧倒的熱量で描き切る。第5回渡辺淳一文学賞受賞作。

著者等紹介

金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983年生まれ。2003年『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞し、デビュー。同作品で04年に第130回芥川賞を受賞。10年『TRIP TRAP』で第27回織田作之助賞を、12年『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を、20年『アタラクシア』で第5回渡辺淳一文学賞を、21年『アンソーシャルディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

89
イライラする。登場人物の多くが不倫していて、不倫て何か語り合う。語るな、感じろ。気持ち悪いのは主役といえる由依。元モデルという設定は金原作品に於いて凡人を超越した特別なものという意味を持つ。つまり作者の理想像でありナルシズムの権化なんだが、フランスかぶれの気取ったキャラで、何も考えていない。お洒落じゃなくて不思議ちゃんだろ。由依の夫、桂は外見で細かく人をランク付けするちっちゃい奴。真奈美、英美、枝里は自己評価が低過ぎて人目気にし過ぎでこれまたイラつく。ここから金原ひとみ読み始めたらここで終わってた。2023/07/16

mayu

81
アタラクシアとは心の平穏という意味があるそうだが、平穏とはほど遠い男女の機微が描かれている。求めているのは、たとえ一方通行でも愛を貫くことなのか、誰でもいいから強く愛されることなのか。結婚という制度の中で愛はなくても安穏とすることなのか、世間的には許されなくても感情のままに生きることなのか。誰もが幸福になる道を探しているはずなのに、満たされない。私は違うと思いたくても、登場人物みんなにどこかしら共感できるところがある。金原さんの書く激しく生々しい感情のやりとりは、痛いのに無性に読みたくなる。2022/10/09

佳蓮★道央民

75
★★★★★★★七つ星✨初読み作家さんでしたけど、非情に面白かった作品でした!何ていうか、大人の恋愛小説って言うか、凄くドロドロしてる作品だなぁって思いました。不倫の話だったので、私もよく出会い系とかをやるけど、まぁ、一部分かるなぁって共感出来たところもあったので、でも、不倫は駄目だろうって思いました。どうして好きな人と結婚したのにも関わらず、他の人を好きになって不倫してしまうんだろうって疑問が湧いちゃいました。金原ひとみさんの文体が好きになったので、他の作品も読んでみたいです!!ありがとうございました!!2022/11/18

優希

57
刺さるような痛みがあるのに読んでしまいます。望んで結婚したはずなのに、「幸せ」という言葉が見えないのが辛いところでした。苦しくて毒々しい中でもがく男女を強い熱を持って描いているのが辛いのですが、私を引き付けて放しません。それだけ強い何かがある作品なのでしょう。金原さんの本を他にも色々読みたくなりました。2022/07/10

よしぱん

41
★4 不倫と痛みにまみれた、どっと疲れる群像劇。6人の視点が出てくるがみんな満たされておらず、爆発しそうになっている。見下していた男に「彼女いるから」と拒否される苛立ち、軽薄ホストへの依存から脱するべくLINEトーク履歴をバックアップしてから削除する矛盾、「DVパパと離婚していいよ」と11歳息子に言わせてしまう罪悪感、愛や相互理解など幻想ではないかという葛藤、などなど。ちっともアタラクシア=心の平穏、が存在しないアタラクシアという名の一冊。2022/10/16

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