集英社文庫<br> 金木犀とメテオラ

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集英社文庫
金木犀とメテオラ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443516
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

孤独で辛くて怖いのは、この世で自分だけだと思っていた。

東京生まれの秀才・佳乃と、完璧な笑顔を持つ美少女・叶。
北海道の中高一貫の女子校を舞台に、やりきれない思春期の焦燥や少女たちの成長を描く、渾身の書き下ろし青春長編。

北海道に新設されたばかりの中高一貫の女子校・築山学園。進学校として全国から一期生を募り、東京生まれの宮田佳乃は東京からトップの成績で入学した。同じクラスには地元生まれの成績優秀者・奥沢叶がいた。奥沢はパッと目を引く美少女で、そつのない優等生。宮田はその笑顔の裏に隠された強烈なプライドを、初対面のときからかぎ取っていたーー。

装画イラストレーション/志村貴子(描き下ろし)

【著者略歴】
安壇 美緒(あだん みお)
1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年、『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。本作は2作目の著書。

内容説明

12歳の春。東京出身の宮田佳乃は、家庭の事情で北海道にある中高一貫の女子校に入学する。しかし、秀才でプライドが高い彼女には、受け入れ難い進路だった。一方、地元出身の奥沢叶も、新入生総代に選ばれるほどの優等生。パッと目を引く美少女で誰もが羨む存在だが、周囲には知られたくない“秘密”があり…。思春期の焦燥や嫉妬、葛藤をふたりの視点で描く、青春長編。スピンオフ短編も収録。

著者等紹介

安壇美緒[アダンミオ]
1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

185
それぞれの想いの先に、新設の『中高一貫の女子校』での日々を送る宮田と奥沢。この作品では、”学園もの”ならではの魅力たっぷりの物語の中に『東大一直線ツートップ』として意識し合う二人の青春の光と影が鮮やかに描かれていました。安壇美緒さんらしく、登場人物たちのリアルな会話の場面が多数登場するこの作品。舞台となる北海道の魅力満載に描かれてもいくこの作品。それぞれが抱える悩み、苦しみに真正面から向き合う宮田と奥沢。そんな二人の細やかな心の動きの描写の先に、青春物語らしい十代の少女たちの輝きを見た、そんな作品でした。2023/02/01

みっちゃん

159
表紙のイメージから、多感な時期の少女達のアオハル的な話かと思ったが…主人公の2人の少女が背負わされているものが重すぎる。無責任で愛情のない親のせいで置かれている過酷な状況から逃れる為、それだけが人生の目標のようになってしまっていて、お互いを羨みながら、努力して、また努力して競い合ってどんどん自らを追い詰めていくだけ、なのが痛々しくて堪らない。が、きっとあの合唱コンクールの出来事をきっかけに、2人は絆を深め、お互いの存在を支えに、これから自分が歩んでいく道を選び取っていくのだろう。そう信じられるラストだ。2022/05/08

シナモン

127
北海道に新設された中高一貫校を舞台に一期生として入学した少女たちの日々を描く。東京から来た宮田佳乃と地元出身の奥沢叶。コンプレックス、嫉妬、敵対心、葛藤…思春期特有の不安定な心理描写が痛々しいほどだった。物語は緊張感で張りつめるこの二人を軸に進むけど、彼女たちをとりまく友人たちとの学校生活はキラキラと楽しそう。でも決して明るさだけではなくて。物語がまとう空気感みたいなものが「ラブカは静かに弓を持つ」と似てるような気がして…。安壇美緒さん、好きだな。追いかけたい作家さんです。2023/06/04

みかん🍊

98
北海道の新設中高一貫校の1期生二人のスパースター少女を中心に描かれた青春小説、面白かった、ツートップ成績の一人宮田はピアニストを目指し東京の進学校へ行くはずが母を亡くし父親の一存で入れられ不満を持っていた、一方奥沢は容姿端麗でお嬢様然としているが母子家庭で母の愛人の財力に頼っていることに嫌悪を覚えていた、完璧で有ろうとする二人だが恵まれているように見え孤独で辛く怖くてコンプレックスや不安を抱えた少女達、咲かないはずの地で咲く金木犀の様に強くこれからはどこへでも行ける。2023/08/10

ぶち

94
(本編は単行本で読みました。文庫本ではスピンオフの短編を読みました。) 脇役たちも魅力的で、そんな脇役たちにとって築山学園とはどんな学園だったのか、主役の二人とどんな気持ちで接してきたのか、たいへん興味がありました。宮田佳乃と親友のように付き合ってきた森みなみの視点からの短編は嬉しかったのですが、入学したばかりの中学一年のときの話で、宮田とのことよりも小学生時代の友人(今は他の中学)との絡みの方が多く、ちょっと残念。宮田と気まずくなった時やその後の合唱コンクールの後の感情などもっと読みたかったです。2023/09/17

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