集英社文庫<br> 介護のうしろから「がん」が来た!

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集英社文庫
介護のうしろから「がん」が来た!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443417
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

まさにガーン!
直木賞作家・篠田節子が綴る、ふんだりけったり、ちょっとトホホな闘病&介護エッセイ。

認知症の母につき合って二十余年、母がようやく施設へ入所し、一息つけると思いきや、今度は自分が乳がんに!? 介護と執筆の合間に、治療法リサーチに病院選び……落ちこんでる暇なんてない!

作家・篠田節子が乳がん発覚から術後までの怒濤の日々、検査・手術・還暦過ぎての乳房再建・同時進行で老健にいる母の介護を、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る闘病&介護エッセイ。
乳房再建手術を担当した聖路加国際病院・ブレストセンター形成外科医との対談「乳房再建のほんとのトコロ」も収録。

【著者プロフィール】篠田節子 しのだ・せつこ
1955年東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、19年『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞。『長女たち』『竜と流木』『肖像彫刻家』など著書多数。

内容説明

直木賞作家として第一線で仕事を続けながら、認知症の母親を自宅で介護してきた著者。症状が進行し介護施設に入所させた直後に、自身の「がん」が見つかる。母親を優先した生活で、自分の健康は後回しだった。医師のアドバイスはもちろん、周囲の温かな思いも受けて、納得のいく治療を進めようとする。だが、入院中も母が心配で…。介護と闘病に奮闘する日々を克明かつユーモラスに綴る名エッセイ。

目次

発見
入院まで
再建の決断
手術
院内リゾート
退院
手術後25日の海外旅行
日常復帰
二度目の手術へ
解禁
乳房再建その後
波乱含みの年明け
介護老人保健施設入所の経緯
ホーム巡礼 八王子十四ヵ所
ここは絶海の孤島!? パラオ
グループホームに引っ越し
エッセイは終わっても人生は終わらない
【特別対談】篠田節子×名倉直美 やってみてわかった「ここが知りたい!」乳房再建のほんとのトコロ
あとがき というよりその後のご報告

著者等紹介

篠田節子[シノダセツコ]
1955年、東京都八王子市生まれ。東京学芸大学卒業。90年『絹の変容』で第3回小説すばる新人賞を受賞。96年『ゴサインタン』で第10回山本周五郎賞、97年『女たちのジハード』で第117回直木賞、2009年『仮想儀礼』で第22回柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で第61回芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で第10回中央公論文芸賞を受賞。19年『鏡の背面』で第53回吉川英治文学賞受賞。20年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

101
父親の介護中に、超初期ではありながら、2箇所のガンを経験した身です。篠田作品全読破中ですが、身につまされるだろうと、読む気にはなりませんでした。が、年月とはそういうもの。父も見送り、自身の検診も何もないので、手にとってしまいました。実にリアル。女性にとっての乳ガンは、えも言われぬものですが、問題提起に解決模索、実行、と公務員体質と自身仰っており、粛々と進み、驚嘆するばかりです。が、認知症の母親はそうはいきません。著者の果てしない労力には、暗澹たる気持ちと社会に対する怒りが湧きます。最中での執筆に拍手です。2024/06/07

のぶ

96
篠田さんが90歳代半ばのお母様の介護に明け暮れている時に、本人自身に乳がんが見つかった体験を綴ったエッセイ集。介護、病気共に大変な事であるが、本書では前半部に自身の闘病記、後半に介護の実態と現在日本が抱えている実状が収められている。闘病記と言っても、文章自体はユーモラスに描かれており、第三者の自分から見れば深刻さは薄いが、実際は大変なのだろうと想像する。全体を読み通して、篠田さんは本当に強い人だと感心する。加えて、執筆から校正等の仕事を、これらの事情を抱えながら続けているバイタリティーに驚いた。2022/02/09

akiᵕ̈

43
著者の作品は2冊読了していて積本も数冊ある内の1冊が、まさかのご自身の治療中に賞をおとりになれていたことを知る。「介護」「がん」と聞けば、それとどう向き合って生活していったら良いのかを考えさせられる中、来るなら来てみろな強さ前向きさがあり、心強い人生の先輩や現役医師である作家仲間にも相談しつつ、ユーモラスに対処してきている著者から悲壮感は全く感じられなかった。家族や親類など、身近な人たちとのコミュニケーションもキチンととれてきているのが窺えるし、これぞ1人で抱え込まず自分を楽にする見本ではないか。2023/06/08

kayo

42
若い頃『女たちのジハード』を読んで以来、篠田さんは私にとっておっかない人です。そのおっかない人がかなりキツめの認知症のお母様の介護と、ご自身の乳がんというダブルのおっかない事態を抱えた日々をクッキリパッキリした筆致とユーモアを加えてお書きになっています。ご苦労を背負った先人の言葉は介護施設や病院選びにしろ、手術後の下着選びにしろ、もうそれはそれは為になるエピソード満載で、さすが作家さんの取材姿勢や探究心はどこにも宿るのだなと感心しました。篠田さんの怯まず、怪しき弱きものをはね返すようなバイタリティに万歳!2022/03/14

あつこんぐ

36
実際にはやり切れないこともあっただろうけど、そんなことはおくびにも出さず「なったものは仕方ない」と迎え撃つ著者。闘病生活が楽しそうにさえ感じました。実母の施設選びで『私が見学してここなら居心地良さそうだ、と思ったところ、自分が将来入ることになったらここだ、と思えるところが本人にとって居心地が良いとは限らない』という言葉が印象的でした。しかし、経済的な理由や他に空きがないからそこに入るしかないという方を沢山見てきている身としては最後は運とお金だなと思っています。やはりピンピンコロリが1番ですね。2022/04/24

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