出版社内容情報
「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」
警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が、魂を込めて描いた、圧巻の歴史改変警察小説。
日露戦争に「負けた」日本。終戦から11年たった大正5年、ロシア統治下の東京で、身元不明の変死体が発見された。警視庁刑事課の特務巡査・新堂は、西神田署の巡査部長・多和田と組んで捜査を開始する。だがその矢先、警視総監直属の高等警察と、ロシア統監府保安課の介入を受ける。どちらも、日本国内における反ロシア活動の情報収集と摘発を任務とする組織だった。
やがて二人は知る。ひとつの死体の背後に、国を揺るがすほどの陰謀が潜んでいることを。
警察官の矜持を懸けて、男たちが真相を追う!
【著者略歴】
佐々木譲(ささき・じょう)
1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第55回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第3回山本周五郎賞、第43回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞。16年に第20回日本ミステリー文学大賞を受賞。『ベルリン飛行指令』『制服捜査』『警官の血』『警官の条件』『沈黙法廷』『真夏の雷管』など著書多数。
内容説明
日露戦争に「負けた」日本。終戦から11年後の大正5年、ロシア統治下の東京で身元不明の変死体が発見された。警察庁刑事課の特務巡査・新堂は西神田署の巡査部長・多和田と捜査を開始する。だが、反ロシア活動を監視している高等警察とロシア統監府保安課の介入を受ける。やがて二人は事件の背後に国を揺るがす陰謀が潜んでいることを知り―。警察官の矜持を懸けて、男たちが真相を追う!
著者等紹介
佐々木譲[ササキジョウ]
1950年北海道生まれ。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第142回直木賞、16年、第20回日本ミステリー文学大賞を受賞。冒険小説から歴史時代小説まで幅広い分野で活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
ふじさん
キムチ
楽
たーさん