出版社内容情報
都立高校卒業式まであと二日! 受験先で足止めされた親友ジンを迎えに僕たちは車で一路、岡山へ。愛と友情の青春ロードノベル。
内容説明
都立高校卒業式まであと39時間。受験先の岡山で足止めされた親友ジンを迎えに行くため、又八とジャンボは、黙って親から借りた車を勝手に“サンダーボルト号”と命名し、発進!友情という大義の旗の下、欲望と好奇心全開の一行は、予期せぬ同行者を増やしながら一路、西へ。行き当たりばったりの珍道中は彼らをどこへ誘うのか、そして卒業式には無事間に合うのか!?感動と爆笑の青春ロードノベル。
著者等紹介
早見和真[ハヤミカズマサ]
1977年、神奈川県生まれ。大学在学中より雑誌その他媒体にて執筆するなど、ライターとして活躍。2008年『ひゃくはち』で小説家デビュー。同作は映画化、コミック化され一躍ベストセラーとなる。15年『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、19年『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞、第33回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
37
高校卒業式まであと30時間。又八とジャンボは、親の車サンダーボルト号を勝手に借りて同級生ジンを岡山まで迎えに!道中、桃太郎の鬼退治のこどく、仲間を増やして旅は続く、はたして卒業式までに間に合うのか?!スピード感があって楽しめた。2021/12/30
NAOAMI
15
適度に病んでて年相応に童貞を捨てたがっている男子高校生たちの卒業式前の一幕。導入が簡潔で、問題の投げ掛け、キャラ説、伏線などがコンパクト。本線のロード小説に速攻で突入していく。普段ならあり得ない唐突感も彼らの会話の馬鹿らしさから妙に納得。章ごとに視点人物を変えることで、個々の内面がわかり、別章での言動が肉付けていく。旅の先々で登場人物増えていくわ。父親の謎に迫るわ。スレ違いっぱなしの両想いの件等、盛り沢山。卒業式に向けてのタイムリミット設定も楽しく一気読み。阿呆達の青春+少し成長してるのがムカつく(笑)。2021/12/25
のりべん
9
うーん…… 私にはハマらなかった。2022/12/12
菜食主義@目覚めの刻!
8
ああ青春!みんな大真面目にバカばっかりやってるんですが、とても素敵です。そしてそれにもまして、まわりの大人たちがおおらかですばらしい。ま、かなり浮世ばなれしてはおりますが。ジャンボの父ちゃんが最高でした。2022/01/29
こばゆみ
7
読みやすくて面白かったけれど、感想が書きづらい(^_^;)。高校卒業間近の男子たちの、ドタバタロードムービー的な。卒業式でバンドやるのに間に合わす、みたいなのは割とありがち感〜2022/01/16