集英社文庫<br> われは歌えどもやぶれかぶれ

個数:
電子版価格
¥737
  • 電書あり

集英社文庫
われは歌えどもやぶれかぶれ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 08時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087443189
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて
──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。
尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。
今は前立腺肥大によるものと理解できる。
そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉(本文より)

老いてもなお椎名誠! なめんなよな。
極悪ピロリ菌掃討作戦を決行するも、思いもかけぬ困難が待ち受けたり、
昔の旅のアレコレも「もう二度と行かないだろう」という苦い述懐になったり。
シーナさんの日常と非日常を描いたエッセイ集。

内容説明

モノカキ人生も40年を過ぎると体のあちこちにガタが出てくる。おかげで長旅はおっくうになるし草野球では長打が打てないし、極悪ピロリ菌や不眠症のせいで若い頃は無縁だった通院が日課に…と、こぼしつつも痛飲はやめられず、シメキリ地獄に身を委ねてせっせと原稿を量産し、食が細くなったことを自覚しながらつい大盛りを頼んでしまう、やぶれかぶれのシーナの日常がみっちり詰まった一冊。

目次

極悪ピロリ完全掃討戦記(不良老人組合仲間;最大限仮眠魔人間とは誰か ほか)
標高二万七〇〇〇メートルの山(互いに嫌になったらすぐに離婚するのだ;われはむしろ悲しみのほうが ほか)
こんな話でいいのだろうか(目の中のユーレイ;沢野絵のナゾ ほか)
サスペンストイレ(待望ヘビ型自動掃除機;快晴小アジ小サバ釣り ほか)

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年6月東京都生まれ。東京写真大学中退。世界の辺境地区への旅をライフワークにしている。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。88年『犬の系譜』で第10回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第11回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

53
タイトルがシーナさんらしいなぁ、と思ったら、何と室生犀星の作品名からの拝借。まぁ犀星の作品には、さすがに浮き玉野球や焚き火ビールは出てこないだろうが、執筆時のシーナさんは晩年の犀星と同年齢。しかも今や犀星の年齢も超えている。お元気ですねえ。文庫版あとがきにある、愛用のワープロが壊れたのはお気の毒だが、修理できるとのことで、読者としてはホッとさせられる。ピロリと痛風の話がよく出てくるが、あい変らず雑魚釣り隊の話題も楽しい。おなじみの沢野画伯の挿し絵が、定番の安心感。「味噌汁にタマゴをぽっとん」には笑った!2021/11/24

ツバメマン★こち亀読破中

17
著者はSFを書いてるけど、まだワープロを使ってるんだ!なんだか頑固でいいなぁ。各週刊誌に連載している(していた)エッセイの文庫本を通勤電車で何冊読んできたのだろう?椎名誠の影響で、週末に焚き火を囲み、飲んだり、食べたり、騒いだり、たまに人生について考えたり…そんなことの楽しさを知ることができたのだ!2023/03/31

サイマ

13
日常エッセイの「新宿赤マント」「ナマコ」シリーズが二つとも終了してしまい椎名誠の近況が掴みにくくなったところで書かれた日常エッセイ(2016~2017頃)72才、相変わらずの不眠症や鬱、ピロリ菌、そしてついに痛風発症?ある日起きたら熱中症?アニサキス?下痢?…シーナの戦い日々が描かれる2022/09/04

時代

12
ピロリ菌にも負けず、痛風にも負けず、シーナはまだまだ元気だ。沢野ひとしの挿絵もいい感じですよ。まぁいつものヤツですね〇2021/11/26

Eddie

10
シーナさんも年かなぁ....。 弾け具合やとんがった所が少なくなったというかマイルドになったというか、読後感はそんな感じばかりが残りました。 来年で80歳ですか。これからも元気でいてほしいものです。2023/11/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18908129
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。