出版社内容情報
70歳の大富豪が再婚を発表。相手は何と28歳!しかも花嫁披露パーティに前妻の幽霊が現れ!? 3つの「週末」の事件を描く作品集。
内容説明
莫大な財産を持つ柳原一馬、七十歳。四十年前に妻と死別して以来独身で子供もいない彼が、突然再婚を発表する。しかもお相手は二十八歳!それぞれの事情から彼の財産を狙っている親族たちは、複雑な思いで週末に行われる花嫁披露パーティのため山荘に赴くが、そこに前妻の幽霊が現れて…!?表題作ほか、妻の殺害を計画する夫、社内の盗聴が趣味の社長の「週末」を描く2作品を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞。16年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
18
ある三つの週末、短編集。一番面白かったのは『疑惑の週末』会社のあちこちに機器を仕掛けて盗聴している社長・越谷、盗聴で知ったことや変化していく様子…。『雨の週末』も妻の殺人計画をたてた水沼、週末がコテージに色んな人が集まりどうなっていくのかと。解説に若竹七海さん、最高傑作に挙げている作品が私が初めて読んだ赤川次郎作品でなんだか嬉しくなったし再読したくなった。 雨の週末/疑惑の週末/誇り高き週末2022/10/25
蕭白
12
表題作はあっさりしすぎてたかなぁと思ったけど、他の2話はいい感じでした。2021/10/07
むーす
4
最初の1話と2話が好きでした2022/08/30
がっしー
4
それぞれの思惑が絡み合ってうまくいったりいかなかったり。1991年作と30年前の作品で、携帯が出てこないのはある意味新鮮。男の人が強い、当たり前に不倫してるっていう書かれ方がちょっとなあ…2021/10/29
ドイツ語勉強中
3
ファンタジーミステリー。2022/08/21